NCAAのキャンプ規制への反応:ミシシッピ大の場合(番外編)

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ミシシッピ大ヘッドコーチ、ヒュー・フリーズ(Hugh Freeze)監督はサテライトキャンプ禁止に関してそれを肯定する発言をしましたが、それに関してミシガン大ヘッドコーチ、ジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督が名指しこそ避けたものの明らかにフリーズ監督を「口撃」。それに対してさらにフリーズ監督が反応するという、ちょっとしたバトルに発展しました。

NCAAの今回の新ルールに関して意見を求められたフリーズ監督は、むしろ今回のNCAAの決断に胸をなで下ろしていると言いました。なぜならこれでこれまでサテライトキャンプに割いていた時間を家族との時間に費やすことができるから、だと。

このフリーズ監督の発言に噛み付いたのがハーボー監督でした。前述の通りフリーズ監督を名指しこそしないものの、要するにフリーズ監督は怠け者だと言い、年間500万ドル(約5億4400万円)も稼ぎながら自分の時間を犠牲にしたくないのだ、と。

これに対してフリーズ監督はこうコメントしています。

「ひょっとしたら少し別の言い方をすればよかったのかもしれないが、自分が子供の父親であり、妻の夫でありたいと思うことにこれっぽっちの謝罪の気持ちもない。(自分の娘がプレーする)バレーボールの試合もろくに観戦出来ないでいるのだ。家族との時間を大切にしたいというのは私にとっては最優先事項だ。」

「自分で言うのもなんだが私は働き者だと思う。だから私が働き者かそうでないかはここでは問題ではない。もし誰かが私に『今よりもさらに家族から離れて夜を過ごしたいか』と聞いたら私の答えは『ノー』だ。私が父親や夫でいられる時間というのは永遠ではない。それにチームに所属する選手たちも私のそういった面や役割を見ることは意味のあることだと思う。」

今回のサテライトキャンプ禁止の引き金ともなったミシガン大のフロリダ遠征。この指揮をとったハーボー監督はこのアグレッシブなサテライトキャンプでミシガン大のブランド力を上げリクルーティングに結びつけようと企みました。サテライトキャンプはミシガン大だけの産物ではなく、他のチームもこれまで行ってきたことですが、ハーボー監督の物言いとアグレッシブな手法が全米の注目の的となったのです。

そのような奇抜なアイデアを行使してきたハーボー監督に対し、フリーズ監督は驚くなかれ賛辞の言葉を並べています。

「これまで私はハーボー監督を一目置いてきたし、型にとらわれない彼の思考は素晴らしいと思っていた。しかし今回のように公衆の面前で他のコーチを口撃するようなことはいかがなものか、とも思う。が、それでもカレッジコーチとして困難に立ち向かっていくハーボー監督の姿には敬意を表します。彼はこれまでとっても面白いことをしてきたしね。」と締めています。

気に入らないことがあるとツイッター上で果敢に自分の意見を表明してきたハーボー監督。その一挙手一投足が注目され、結果ミシガン大に新たな風を吹き込みましましたが、今回はフリーズ監督の非常に大人な対処の仕方のせいでハーボー監督が少し浮いてしまったような気がします。それでも彼のアグレッシブさは衰えるとは思いませんが。