NCAAのキャンプ規制への反応:その他

Football Close Up on Field

NCAAのサテライトキャンプ禁止令に対するヘッドコーチたちの声を紹介してきましたが、最後にその他のコーチたちのコメントをここで一挙に列挙したいと思います。



ノートルダム大、ブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督

「ノートルダム大にはアラスカ州からハワイ州まで様々な地域から選手が集まってきます。我々にとっては地元の高校コーチと共に行う、地元でのキャンプにいて将来有望な学生アスリートをコーチしていくことこそが使命だと感じています。故にサテライトキャンプを禁止する今回の決定は我々にとっては特に意味のあるものではありません。」

ミシガン州立大、マーク・ダントニオ(Mark Dantonio)監督
「私は若いこれからのアスリートにチャンスを与え、フットボールの底上げをすることに賛成する。どんなことだろうがそれをなすことが出来るならそれはポジティブな事です。そしてキャンプを行うことはまさにそれに当てはまると思う。今回の決定は事を急ぎすぎた結果だと言わざるを得ない。」

オハイオ州立大、アーバン・マイヤー(Urban Meyer)監督
「今回の決定は非常に残念です。そして最も重大なことは、これは私も最近まで気が付かなかった事ですが、今回の決定によりミッドアメリカンカンファレンス(MAC)チームが我々のキャンプに参加できなくなるということです。私がMACのボーリンググリーン大にいた頃、オハイオ州立大のキャンプに来て選手たちを吟味したものです。オハイオ州立大のキャンプに参加する選手で実際にここでプレーできる選手は限られています。これまでならば我々のキャンプに来れば我々だなく他のチームの目にも止まる可能性があったのです。それが今回の新ルールでできなくなった。願わくは近い将来この決定がくつがえって欲しい。今回の経緯は数名の文句に対して反射的に行われてしまった決断と言わざるを得ません。私は今回の件で被害を被るのはトップリクルートといわれる選手たちのその次のグループの選手たちです。トップリクルートたちは黙っていたって自分の望む大学にリクルートされるでしょう。しかしそうでないとしてもFBSレベルでプレーできるだけの能力を持っている選手たちにとっては大きな痛手です。」

ペンシルバニア州立大、ジェームズ・フランクリン(James Franklin)監督
「もしサテライトキャンプが合法であるならば我々はキャンプを行うだろうが、すべてのチームが同じルール下で今回のようにキャンプを禁止するというならば私は今回の決断は構わない。サテライトキャンプは多くの利点があることは事実だが、問題点があるのもまた事実。それをどう取るかは話し手によって変わってくるとおもう。我々も過去サテライトキャンプを行い、反応はとてもポジティブなものだったが、一方で今回の決定のおかげで外部にてキャンプを行うのではなく地元で行うことになるのはそう悪いことではない。これで自身の選手たちとより時間を過ごせるし、もっといえば自分の家族との時間も増えるということだからです。」

アラバマ大、ニック・セイバン(Nick Saban)監督
「兎にも角にも最初からサテライトキャンプというアイデア自体がクレージーだ。もしサテライトキャンプを行ってもいいというルールができたとしたら、アトランタ、ダラス、ヒューストンなどの地域で100ものサテライトキャンプが存在する可能性がでてくる。これがいいアイデアなわけがない。我々の行うキャンプは参加する選手が成長するのを手助けするのが目的であり、リクルーティングだけのために行っているわけではない。第一、このようなサテライトキャンプをリクルーティングの手法の一つとして使用することにどれだけの効果があるのか疑問だ。」

===

といったわけで、コーチたちの意見は分かれますが、反対派の多くの意見ではサテライトキャンプ禁止令は「選手の可能性という芽を摘む」という類のことを指摘しています。しかし、実際これがどれだけ真摯な意見なのかは個人的には疑問です。むしろ偽善的にしか聞こえないのは私がひねくれているからでしょうか(笑)。