訴訟でリベンジ?

ミシシッピ大では前任のヒュー・フリーズ(Hugh Freeze)氏時代にNCAAの規則違反を犯した罪でスカラシップ削減などの制裁をくらい、さらにそれに追い討ちをかけるようにそのフリーズ氏が昨シーズン開幕前にプライベートで不適切行為を働いたことが暴露されて辞任したりといざこざが続いています。現在大学側はNCAAに制裁を撤回するように働きかけているようですが、その結果に関わらず彼らのネームバリューが急落してしまったことに変わりはありません。

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そんなミシシッピ大の低落の煽りを受けたのは彼らだけでなくそのファンたちも同じですが、今回ミシシッピ大キャンパスがあるオックスフォード市内のストアの店主がこれに関連して訴訟を起こしたらしいのです。そして彼が相手取っているのが中々興味深い連中だらけです。

訴訟の理由は名誉毀損や陰謀罪ということですが、訴えている相手には元ミシシッピ州立大監督で現フロリダ大監督のダン・マレン(Dan Mullen)氏。そして彼を雇った元ミシシッピ州立大で同じくフロリダ大体育局長のスコット・ストリクランド氏。制裁を直接下したNCAAとその調査の指揮を執ったマイク・シェリダン氏、さらにはミシシッピ州立大の選手であるレオ・ルイス(Leo Lewis)とコビー・ジョーンズ(Kobe Jones)、おまけに2016年度のドラフトで1巡目にマイアミドルフィンズに指名された元ミシシッピ大OLラレミー・タンシル(Laremy Tunsil)の義理の父親であるリンジー・ミラー氏にまで及んでいます。

この訴訟のモチベーションはおそらく今回のミシシッピ大の一連の騒動は彼らのライバルであるミシシッピ州立大にハメられたからである、という「幻想」に寄るところが大きいのでしょう。つまりこの訴訟はいわばミシシッピ大サポーターによる「リベンジ」と言えるかもしれません。

実際のところフリーズ氏の不貞行為が明らかになったのは、 いちミシシッピ州立大ファンが開示されたフリーズ氏の携帯電話の使用履歴を調べた際に偶然怪しい電話番号が頻繁に使われていたことに気づき、結果的にそれがエスコートサービスの電話番号だったことがバレたからです。これを組織的に指図してミシシッピ大を貶めたのがミシシッピ州立大の連中であった、というのが今回の訴状のようです。

ルイスとジョーンズに関していえば、彼らがまだリクルートであった頃にミシシッピ大を訪れた時、当時のコーチ陣の要請を受けてこのストアの店長が彼らに合計3000ドル近いギアを譲渡していたことが明らかになり、これがミシシッピ大がNCAAからの制裁を受ける原因の一部となったのです。結局この二人はミシシッピ大ではなくその宿敵であるミシシッピ州立大に進学することになるのですが、おそらくこの店主は彼らがすでにミシシッピ州立大に行くことがわかっているのにあえてこのような計らいを受け、ミシシッピ大に痛手を負わせたのではないか、と考えて彼らを訴えたのではないでしょうか。被害妄想も甚だしいと思わずにはいられません。

なんにしてもすでにミシシッピ州立大を離れフロリダ大に移ったマレン監督とストリクランド氏にとってはなんとも迷惑な話です。もちろん完全に無実であればの話ですが。

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