グルーデン氏がコーチング業に復帰!?

カレッジフットボールのコーチがNFLでヘッドコーチになったり、NFLのコーチがカレッジフットボールの監督に就任することはこれまでもありました。ただどちらの場合でもあまり成功したという例は聞きません。

カレッジコーチはプロで通用しない?

思いつくところで言えば現アラバマ大ニック・セイバン(Nick Saban)監督。彼はルイジアナ州立大の監督だった2005年にNFLのマイアミドルフィンズ監督に就任。しかしそこでは思うような結果を残せず2007年にカレッジフットボール界に復帰。復帰先のアラバマ大での活躍はもうあれこれいう必要はないでしょう。

またフロリダ大で数々の勝利を重ねたスティーブ・スパリアー(Steve Spurrier)氏は2002年にワシントンレッドスキンズで彼のコーチとしての腕を試しますが、その腕試しは2年しか持たずセイバン監督と同じく大学レベルに舞い戻って行きました(サウスカロライナ大)。

ここ近年で唯一と言ってもいい成功例といえば元サザンカリフォルニア大ピート・キャロル(Pete Carroll)氏でしょうか。彼は2001年から2009年までUSCで一時代を築き、その後シアトルシーホークスのヘッドコーチに就任。2013年度シーズンにはスーパーボウルで勝利するなどプロでも結果を残し続けています。

同じフットボールというスポーツでもカレッジフットボールとNFLは全く別物だと考えていただいても差し支えないと思いますが、そんな中長年大学レベルに戻ってコーチをするんじゃないかと噂が絶えない人物がいます。それは元タンパベイバッカニアーズ監督のジョン・グルーデン(Jon Gruden)氏です。

グルーデン氏を望む声

1998年から2001年までオークランドレイダースでヘッドコーチを務めた後2002年からタンパベイバッカニアーズの監督に就任。そして翌年の2003年には就任2年目にして早くもチームをスーパーボウルへ導き見事勝利。2008年度シーズン後に解雇されてしまいますが、その後はスポーツ専門局ESPNのNFLアナリストとして、同リーグの花形ゲームである「マンデーナイトフットボール」の解説を務めています。

そんなグルーデン氏はコーチング業から離れてすでに7年経ちますが、彼の姿をまたフィールド上で見てみたいと思うファンはまだまだ多いようです。プロがダメならカレッジフットボールに復帰すればいいのに・・・と彼のカムバックを熱望する声も聞かれます。実際これまでにもテネシー大、ノートルダム大、ルイビル大、コロラド大、オレゴン大、テキサス大とヘッドコーチの椅子に空きができるたびにグルーデン氏の名前が次期監督候補として挙げられてきましたから。

しかしそれがとうとう現実のものとなりそうです!・・・ただし1日限りですが。

というのも今日(4月13日)行われるインディアナ大の春の紅白戦である「クリーム&クリムソンゲーム(スプリングゲーム)」で名誉監督を務めることになったのです。

なぜインディアナ大?と思われるかもしれません。彼自身カレッジレベルでは1991年にピッツバーグ大でWRコーチを務めて以来ずっとプロでやってきた人物でインディアナ大との繋がりはないのですが、実は彼の父であり同じくフットボールコーチだったジム・グルーデン氏がかつてインディアナ大でアシスタントコーチをしていたという縁があります。そして驚くなかれ今回のインディアナ大のスプリングゲームではグルーデン親子共々名誉監督を務めることになっています。

グルーデンパパは1973年から1977年までインディアナ大のアシスタントコーチを務めていましたが、この時のヘッドコーチは現在カレッジフットボールのプリゲームショー「カレッジゲームデー(College Gameday)」でホストを務めるリー・コーソ(Lee Corso)氏でした。

グルーデン氏はブロードキャストの仕事を大変気に入っているようなので、今後彼が本当に現場にコーチとして復帰する可能性は低いように思えます。が、タンパベイバッカニアーズを解雇された時もチームは勝ち越していましたし、ESPNの番組を見ていても彼は未だフットボールの知識に長けていますから、今後も彼の現場復帰の噂は絶えることはないでしょうね。とりあえず今回のインディアナ大の紅白戦でフィールドでの彼の姿を拝んでおくことにしましょう。