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アイオワ州立大QBケンプ、6年目のプレー資格を申請中

アイオワ州立大QBケンプ、6年目のプレー資格を申請中

昨シーズンの中盤にヘッドラインを飾ったのはBig 12カンファレンスで長いこと低迷していたアイオワ州立大の躍進でした。当時3位だったオクラホマ大、更には4位のテキサスクリスチャン大を倒すという大金星を奪うなど4連勝。終盤5試合中3試合を落としてしまいましたが、その3敗全て1TD差以内という事でマット・キャンベル(Matt Campbell)監督の指導の下確実にチームは力をつけてきています。

しかしアイオワ州立大の躍進において忘れてならないのはQBカイル・ケンプ(Kyle Kempt)の存在です。キャンプ開始時には3番手のQBでしたが先を行くQB達が怪我する中で先発のチャンスが回ってきてオクラホマ大戦に出場。カレッジフットボールの試合でまともにゲームに出たことすらなかったケンプでしたが、343パスヤードに3TDと大活躍し38対31で強豪オクラホマ大から勝利をもぎ取ったのです。その後もチームの先発qbを務めてアイオワ州立大の2000年以来のベストシーズンをささえました。

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アイオワ州立大QBカイル・ケンプ

そのケンプですが昨シーズン4年生だったので通常なら大学キャリアは終了となるのですが、現在彼と大学側はNCAAに掛け合ってケンプが後もう1年プレーできるように懇願しているという事です。

ケンプは元々オレゴン州立大に在籍していましたが、出場機会に恵まれず退部。2015年度にはカンザス州に在る短大に通い、2016年にウォークオン(スポーツ奨学金無しの選手)としてアイオワ州立大に編入してきたという経歴の持ち主。

今回アイオワ州立大がNCAAに申し立てをしていのはケンプに「ランオフ(Run-Off)」ルールが適用されるのではないかと踏んでいるからです。ランオフとは意訳すると「見放された」という感じになるかと思いますが、選手に落ち度がないのにチームから切られ(見放され)転校した場合、それを証明できればプレー資格が追加で与えられるというもの。

ケンプはオレゴン州立大に在籍中コーチらからプレーする事はないと言い渡されたと主張しており、現在NCAAからの回答を待っているところです。

ただケンプに来季もプレー資格が与えられるかどうかは非常に流動的で、キャンベル監督もケンプが戻ってこない場合のシナリオを準備しなければならないでしょう。元々の先発だったジョエル・ラニング(Joel Lanning)は卒業、彼のバックアップで怪我のためケンプに先発の座を譲ったジェコブ・パーカー(Jacob Park)はすでに転校を決意。これでケンプが戻らなければチームには2年生のゼブ・ノーラン(Zeb Noland)のみとなりますから、アイオワ州立大としては是非ともケンプに戻ってきてもらいたいものです。

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