【速報】元フロリダ大フェルナンデス氏の転落人生

フロリダ大及びニューイングランドペイトリオッツのTEだったアーロン・フェルナンデス(Aaron Hernandez)が4月19日早朝収容先の刑務所内で死亡しているのが見つかりました。首を吊っての自殺だったそうです。

フロリダ大、ペイトリオッツで活躍

フロリダ大では2007年から2009年までプレー。1年生時には3度の先発出場を果たしルーキーながらそのポテンシャルを披露。2008年度の2年生シーズンには先発TEコーネリアス・イングラム(Cornelius Ingram)の怪我のため11試合に先発出場。34回の捕球で381レシーブヤード、5つのTDを記録しました。そしてチームはBCSナショナルチャンピオンシップに出場し見事オクラホマ大を倒して全米チャンプに輝きました。

2009年度の3年生時にはその年全米でもトップレベルのTEとして活躍。トータル68回捕球で850レシーブヤード(5TDを含む)という数字を残し、その年のベストTEに贈られる「ジョンマッキーアワード」を受賞。オールアメリカン(ファーストチーム)にも選出され、まさに押しも押されぬスターTEとなったのです。

ヘルナンデス氏は4年生シーズンをスキップして2010年のNFLドラフトにアーリーエントリーとして参加。ニューイングランドペイトリオッツに第4巡目で指名されます。ペイトリオッツではルーキーシーズンから活躍。TEを重用する同チームでは同じくTEのロブ・グロンカウスキー(Rob Gronkowski)とタンデムを組みフィールド場を縦横無尽に駆け回りました。

殺人罪で無期懲役に

しかし彼の人生に暗雲が陰ります。2013年6月ヘルナンデス氏は知人を銃で殺害した容疑で逮捕されてしまいます。そしてその同日中にペイトリオッツは彼を解雇することを決めました。そして裁判が進むにつれ彼に別の殺人容疑が浮かび上がり、2015年にはそのうちの一件で無期懲役を言い渡されました。

ちょうど数日前には他の殺人容疑で無罪を言い渡されたばかりでしたが、今回このように自らの命を断つという決断を下してしまったのです。

フェルナンデス氏はフットボールプレーヤーとしては一流でしたが、大変な問題児でもありました。フロリダ大でも地元のバーで傷害事件を起こしたり、当時罪にはならなかったもののキャンパス近くで発砲事件を起こして怪我をさせた容疑が後年になり明らかになったり、薬物検査で陽性を示したり・・・。

当時のフロリダ大はハイズマントロフィー受賞QBティム・ティーボ(Tim Tebow、元デンバーブロンコス他。現在はプロ野球に転身)、OLにマイク・パウンシー(Mike Pouncey、現マイアミドルフィンズ)、マーキース・パウンシー(Maurkice Pouncey、現ピッツバーグスティーラーズ)、WRパーシー・ハーヴィン(Percy Harvin、元ミネソタバイキングス他)、WRライリー・クーパー(Riley Cooper、元フィラデルフィアイーグルス)、DLカルロス・ダンラップ(Carlos Dunlap、現シンシナティベンガルズ)、DLジャーメイン・カニンガム(Jermaine Cunnigham)、LBブランドン・スパイクス(Brandon Spikes、元ニューイングランドペイトリオッツ他)、DBジョー・ヘイデン(Joe Haden、現クリーブランドブラウンズ)など多くのタレントを抱えていたスーパーチームでした。

しかしヘルナンデス氏の悪行は大学時代から囁かれており、当時のヘッドコーチ、アーバン・マイヤー(Urban Meyer、現オハイオ州立大監督)監督の選手管理に疑問が投げかけられることもありました。

何れにしてもヘルナンデス氏が起こした殺人事件は許されるものでは到底ありません。しかし、フロリダ大からペイトリオッツまでフットボール界で華やかな階段を駆け上がっていった彼が、自ら蒔いた種であったとしても、このような形で人生を終えなければならなかったことは、大変残念なことであることも確かです。

27歳という早い死を選んだヘルナンデス氏。もっと違った形で彼の名前を残せなかったのか・・・。