ワトソンが敵地でトラブルに

先日行われたNFLドラフトで総合12番目にヒューストンテキサンズに指名された元クレムソン大QBデショーン・ワトソン(Deshaun Watson)。QB一番手はノースカロライナ大出身のミッチ・トルビスキー(Mitch Trubisky)に譲りましたが、ナショナルタイトルゲームに2年連続出場、そのうち一つ(昨年度)で優勝を飾り、ハイズマントロフィーも受賞は惜しくも逃したものの、2年連続授賞式に招待されたほどの逸材で、肩書きは今回のドラフトにかけられたQBの中でも随一です。

クレムソン大の恩師、ダボ・スウィニー(Dabo Swinney)監督からの信頼も絶大で、フットボール選手としてだけでなく一人の若者としても非常に出来た人間であることが伺えますが、そんな彼が実は先日ちょっとしたトラブルに巻き込まれていたのです。

ワトソンがトラブルに巻き込まれたという場所はアラバマ州タスカルーサ・・・。そうです、タスカルーサはかのアラバマ大のキャンパスがあるところです。彼女と一緒にタスカルーサを訪れていたワトソンはあるアイリッシュバーに立ち寄りますが、そこにいた客がワトソンの姿を確認すると、なんと彼をバーから追い出したのです。

ワトソンはアラバマ大2連覇のチャンスを摘んだ張本人。アラバマ大ファンならそんなワトソンをよく思わないというのはよくわかりますが、だからと言って一人の客として訪れたワトソンを追い出すというのはちょっと度が行き過ぎていると思います・・・。

米南部のおもてなしの良さを「Southern Hospitality」と言いますが、今回の件は明らかに「Southern Hospitality」の精神とはかけ離れたものです。もっともこちらでは「Southern Hospitality」そのものが表向きだけのものだと囁かれることもしばしばなのですが。

現場にはアラバマ大LBライアン・アンダーソン(Ryan Anderson、第2巡目でワシントンレッドスキンズへ)も同じ場にいたらしく、当初は彼も追い出した人間のうちの一人とされていましたが、実際は事態が大きくなるのを懸念してあえてワトソン一行にバーを去ることを勧めたのだそうです。

バーが彼らを追い出したわけではないのですが、このような事態が起きてしまったことを謝罪するツイートが出されていましたが、一方でこれに便乗して「我々はあなた(ワトソン)を追い出すようなことはしないから、安心して飲みに来てください」と宣伝する別のバーも現れたり・・・。

何れにしてもフットボールが彼らファンにとって超重要な生活の一部であるという証明でもありますが、所詮はスポーツ。もっと肩の力を抜いて楽しんで欲しいとも思いますが。

ただなぜワトソンがタスカルーサにいたのかが疑問ではありますが。