2017年度シーズン

プレシーズン情報 / チームレビュー
logo-clemson-500x500

CLEMSON Tigers

クレムソン大タイガース

2017年度プレシーズンランキング:5位
2016年度戦績:14勝1敗(ACC:7勝1敗)
2016年度ファイナルAPランキング:1位

クレムソン大ヘッドコーチ、ダボ・スウィニー(Dabo Swinney)監督は就任以来堅実にチーム育成に励み、今ではクレムソン大を押しも押されぬ強豪チームに育て上げました。そして所属選手の多くがNFLへと去って行った後でも彼らに劣らない優秀な選手たちを毎年リロードしてきました。それこそがスウィニー監督の最大の強みだと言えます。そしてそれは過去5年間において60勝9敗、2度のACC優勝、2度のナショナルタイトルゲーム、そしてもちろん昨年の全米タイトル制覇という結果に裏打ちされています。

昨年のチームは前年度(2015年度)のチームから9人もの選手がプロ入りしたにも関わらず全米優勝を成し遂げた事を考えれば、クレムソン大のリクルーティングは万全と言えそうです。今年も昨年のメンバーから9人の選手をプロ入りで失いました。果たして今年もそれらの抜けた穴を埋める事ができるでしょうか?

オフェンス

2017年度のクレムソン大オフェンスを語る上で避けて通れないのは「いかにしてQBデショーン・ワトソンの抜けた穴を埋めるか」という問題です。もちろんフットボールは団体競技ですからQBだけで試合に勝てるというわけではありません。しかし時としてQBがチームに大きな影響を及ぼし、窮地を切り抜けるだけの力を発揮する事もあります。2005年度のテキサス大QBヴィンス・ヤングしかり、2008年度のフロリダ大QBティム・ティーボしかり、2010年のアーバン大QBキャム・ニュートンしかり、2013年のフロリダ州立大QBジェーミス・ウィンストンしかり・・・。

そしてクレムソン大のワトソンもこのジャンルに入れられるでしょう。2015年度のナショナルチャンピオンシップではアラバマ大に敗れはしたものの、最強と謳われた彼らのディフェンスをワトソン一人で手玉にとっていました。そしてご存知の通り昨年はその雪辱を晴らし見事アラバマ大を蹴散らしてナショナルタイトルを獲得したのです。

ワトソンや上に挙げたQBに共通して言えるのはQB選手としての資質だけでなく、リーダーとしてのカリスマ性が非常に高かったという事です。そういったものはそう簡単に埋め合わせる事が出来るものではないので、やはりそういった面でもワトソンの抜けた穴を埋めるのは至難の業といえるでしょう。

その大役を担うのがケリー・ブライアント(Kelly Bryant)です。春の段階でスウィニー監督も彼が先発最有力候補だと明言しています。タジ・ボイド(Tajh Boyd)、デショーン・ワトソンと続く高い身体能力を誇るQBとして期待がかかります。また今年新入生のハンター・ジョンソン(Hunter Johnson)もリクルーティング時から非常に高い評価を得てきました。もしブライアントがワトソンの後継者としてふさわしくないという事になれば、オフェンスの舵きりはこのルーキーに託される可能性もあるかもしれません。

RB陣からはこれまた先発のウェイン・ガルマン(Wayne Gallman)、WR陣からはマイク・ウィリアムス(Mike Williams)、TEからはジョーダン・レゲット(Jordan Leggett)の後継者を探し出さなければなりません。NFL級の選手たちが残した記録と同じだけの働きを期待するのは少々酷ですが、それでもチームには次なるスターとなるべく出番を待ち続けてきた若手たちが溢れており、面子は変わっても結果はしっかりと残してくれそうです。特にタイトルゲームのヒーロー、ハンター・レンフロー(Hunter Renfro)には注目したいです。

【関連記事】レンフローの「シンデレラストーリー」

ディフェンス

クレムソン大のディフェンスもオフェンスと同じくらい強力なパワーを秘めています。3年前に全米ナンバーワン(総合ディフェンス)に輝いて以来常に上位に顔を出しています。昨年も1試合平均18失点で全米8位に落ち着き、毎年選手が抜けてもそれをカバーできるほどの選手をリロードしているわけです。そして今季ディフェンディングチャンピオンとして開幕を迎えるわけですが、今年のディフェンスはただ単にリロードしているだけでなく、経験値も伴った非常に厚みのあるユニットに仕上がりそうです。

ディフェンスの芯となるフロントセブンは将来プロの道へ進む選手が揃ったNFL級のユニット。特にDTデクスター・ローレンス(Dexter Lawrence)とクリスチャン・ウィルキンス(Christian Wilkins)のコンボは相手OL陣の大きな境地なるでしょう。

昨年LB陣でカリスマ的存在だったベン・ボウルウェアはチームを去りましたが、ケンダル・ジョセフ(Kendall Joseph)、ドリアン・オダニエル(Dorian O’Daniel)らが彼の抜けた穴を十二分に埋めてくれるはずです。

もしディフェンス陣に心配な点があるとすればそれはバックフィールドです。経験値がモノを言うこのポジョションからコードリア・タンカースレイ(Cordrea Tankersley)とヤダー・ジョンソン(Jadar Johnson、先日電撃的にフットボールから引退を表明)のツートップが抜けたのは大きいです。チームで3番目に多くタックルを決めたヴァン・スミス(Van Smith)が戻ってくるのは朗報ですが、このユニットが波に乗って落ち着くまでは少し時間がかかるかもしれません。

見どころ

クレムソン大の今シーズンを占うのは第2戦目のアーバン大戦でしょう。今季のアーバン大は新QBジャレット・スティッドハムを軸にこれまでとは一味違ったチームに仕上がってくると噂されているチーム。しかも昨年クレムソン大は彼らに19対13と苦戦もしています。さらに翌週には前年度ハイズマントロフィー受賞者であるQBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)率いるルイビル大戦が待っています。ここを乗り切れば11月初旬までは全勝が可能なスケジュール。そして待つのは11月11日のフロリダ州立大戦。ここ数年のACCのタイトルはこのいずれかのチームで争われていますので、実質的なカンファレンスタイトルゲームとも言えるかもしれません。

クレムソン大は今季効果的なランオフェンスを発揮することができるはずです。レシーバー陣は複数の有力選手を失いはしましたが、試合経験のある選手も多数残留しています。彼らの出来はQBブライアント(もしくはジョンソン)の腕にかかっていると言えます。ディフェンス陣もセカンダリーの急成長が望まれはしますが、強力なフロントセブンをバックボーンに全米でも10本の指に数えられるほどの力を持っていると予想されます。

彼らが再びカンファレンスの頂点に立ち、CFPに三たび戻ってくるためにはやはりワトソンの跡を継ぐQBの力にかかっているのではないでしょうか。しかし現実的に見て彼らに2連覇の期待をかけるのは少々高すぎる希望と感じてしまいます。それだけワトソンの影響力が凄まじかったと言うことです。彼らが開幕後5勝無敗でシーズン中盤に突入すれば全米の目も彼らに本格的に向いてくると思われますが、それまでに1敗を犯していたとしてもそれは世界の終わりというほどのショック感を与えることはないでしょう。

もちろん彼らにとっては2連覇が目標でしょうが、個人的にはいわゆる「ニューイヤーズ6」ボウルのいずれかに出場できれば万々歳、と言った感じではないでしょうか。

クレムソン大の優勝祝賀会!

2年ぶり3度めのナショナルタイトルを獲得したクレムソン大。その業績を称えるため彼らは地元サウスカロライナ州クレムソン市にて優勝パレードを行いました。さらにはナショナルチャンピオンになったときの恒例行事であるホワイトハウス訪問も行いました。その結末は・・・。

コメントなし

コットンボウル:クレムソン大30、ノートルダム大3

コメントなし

コットンボウルプレビュー

今年のカレッジフットボールプレーオフ(CFP)の準決勝戦がいよいよ間近に迫ってきました。その第1戦目はコットンボウルで行われるクレムソン大とノートルダム大の一戦。この大一番の見どころを探ってみたいと思います。

コメントなし

クレムソン大QBブライアントが転校へ

コメントなし

クレムソン大にやってきた大物ゲストとは?

コメントなし

セイバン監督の後継者は・・・

コメントなし

1年分の・・・

コメントなし

シュガーボウルレビュー

コメントなし

シュガーボウルプレビュー

コメントなし

今シーズン先発の座が危ぶまれるQBたち五選

コメントなし

2017年度スケジュール

9月2日
ケント州立大
9月9日
アーバン大
9月16日
ルイビル大
9月23日
ボストンカレッジ
9月29日
バージニア工科大
10月7日
ウェイクフォレスト大
10月13日
シラキュース大
10月28日
ジョージア工科大
11月4日
ノースカロライナ州立大
11月11日
フロリダ州立大
11月18日
シタデル
11月25日
サウスカロライナ大

*太字はホーム

チーム情報

所在地
サウスカロライナ州クレムソン
所属カンファレンス
ACC(大西洋地区)
ホームスタジア
メモリアルスタジアム
通算戦績
716勝457敗45分け
通算ボウルゲーム戦績
22勝19敗
ヘッドコーチ
ダボ・スウィニー
89勝28敗(9年目)
【キャリア通算:89勝28敗】
前回全米優勝年度
2016年度
前回ACC優勝年度
2016年度
前回ボウルゲーム出場年度
2016年度(CFP)