2017年度ボウルゲーム寸評

今シーズンもいよいよ来週月曜日に行われるナショナルチャンピオンシップゲームを残すのみとなりました。12月16日以来これまで39試合のボウルゲームが行われてきましたが、CFP準決勝だけでなくその他のボウルゲームでも熱戦が繰り広げられてきました。これまでタイムリーにそれらの試合をカバーできませんでしたので、気になった試合をかいつまんで一挙に紹介したいと思います。

コットンボウル

オハイオ州立大24、サザンカリフォルニア大7

今シーズン最初の「ニューイヤーズ6ボウル」となったコットンボウルは例年よりかなり早い12月29日に開催。Pac-12カンファレンス王者のサザンカリフォルニア大(8位)とBig Tenカンファンレンス王者のオハイオ州立大(5位)という、いつもならローズボウルで対戦する顔合わせ。試合の方は期待度が高かった割に正直面白みに欠けた試合でした。それもこれもサザンカリフォルニア大の攻守共に脅威を全く感じなかったからでしょう。NFL級のQBサム・ダーノルド(Sam Darnold)は356ヤードを投げはしましたが、パス成功率は57パーセント、TDはなくINTを1つ犯すという不完全燃焼。またオハイオ州立大のQB J.T.バレット(J.T. Barrett)も17投中11回のパス成功で114ヤードに0TD。ただ彼は足で2つのTDを稼いで勝利には貢献。4年間オハイオ州立大のオフェンスを任された集大成を見せることはできました。ダーノルドはシーズン前からの高い期待に答えることができず、このままUSCでのキャリアを終えNFLドラフト入りすることを表明しました。

フィエスタボウル

ペンシルバニア州立大35、ワシントン大28

ニューイヤーズ6ボウル」の一つであるフィエスタボウルは全米9位のペンシルバニア州立大(ペンステート)と11位のワシントン大の対決。どちらも所属カンファレンスのタイトルに手が届かなかったチーム同士の戦いとなりましたが、前半はペンステート一色。QBトレース・マクソーリー(Trace McSorley)が48ヤードのTDパスを放れば、RBサクオン・バークレー(Saquon Barkley)が92ヤードのロングTDランを決めるなどして一時は28対7と大量リードを奪います。前半終了間際にワシントン大もRBマイルズ・ガスキン(Myles Gaskin)がワイルドキャットフォーメーションから自らTDランを決め28対14で前半を折り返します。

後半に入ると先攻のワシントン大が5分間のロングドライブを見せ、最後はQBジェイク・ブラウニング(Jake Browning)の28ヤードパスがWRアーロン・フラー(Aaron Fuller)に渡ってTD。点差が一気に1TDに縮まります。ペンステートはそのお返しとばかりにすぐさまTDを奪い返して再び点差を広げますが、第3Qから第4Qにまたがってワシントン大陣内へ攻め込んでいたところマクソーリーが痛恨のパスINT。追加点のチャンスを逃します。

そして第4Q中盤にワシントン大はRBガスキンがペンステートのディフェンスを真ん中から突き破る69ヤードTDランを決めて三度点差を1TDに縮めてきます。試合の流れはワシントン大へと傾きかけたかに思えましたが、ペンステートはマクソーリーとバークレーの活躍で時間を削りながらゆっくりとワシントン大陣内へ侵入していきます。6分以上かけてワシントン大陣内30ヤード内に進撃したペンステートは残り時間34秒を残して45ヤードFGを狙います。これが決まればほぼ試合の結果は決まったも同然でしたが、このFGが外れ、1TD差でワシントン大に同点のチャンスが訪れます。

ここでワシントン大HCクリス・ピーターセン(Chris Petersen)監督はかつて自身が率いたボイジー州立大がオレンジボウルで強豪オクラホマ大を倒したトリックプレー、フック&ラダーを使ってペンステートディフェンスを欺こうと企みますが、今回は上手いこといかずに撃沈。ペンステートが逃げ切って11勝目を挙げました。

アウトバックボウル

サウスカロライナ大26、ミシガン大19

雨天の中行われた今年のアウトバックボウルは4年前と同じ顔合わせ。今年は開幕前から高い期待を背負いながらそれに応えられなかったミシガン大と、その真逆でSEC東地区2位に到り周囲を驚かせたサウスカロライナ大の対決。結果はシーズンを通して課題であったオフェンス力の物足りなさが解決されなかったミシガン大からサウスカロライナ大が逆転勝利を奪う展開。フィールド内外で色々話題を提供してくれているミシガン大のジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督ですが、これで今季は8勝5敗となり正直残念な結果に終わりました。

シトラスボウル

ノートルダム大21、ルイジアナ州立大17

お正月に行われたこの好マッチアップですが同日行われたプレーオフ準決勝戦のために注目度が下がってしまいました。試合の方は雨天という状況もあってか非常にロースコアで進み、前半は3対0でノートルダム大がわずかにリードして折り返します。後半に入るとようやくルイジアナ州立大RBダリウス・ガイス(Derrisu Guice)がQBダニー・エトリング(Danny Etling)からのショートパスを20ヤード走りきってTDを獲得してこの日初得点をあげます。さらに第4Qにはエトリングからガイスへの2ヤードのショートパスTDが決まって14対6とリードを広げます。

しかしここからノートルダム大が反撃に出ます。この試合立ち上がりから絶不調だったQBブランドン・ウィンブッシュ(Brandon Wimbush)をベンチに下げバックアップのイアン・ブック(Ian Book)を投入するという荒治療を施したブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督の賭けが終盤に功を奏してきます。まずはブックからマイケル・ヤング(Michael Young)への6ヤードTDが決まると、2ポイントコンバージョンもブックからRBジョシュ・アダムス(Josh Adams)へのショベルパスTDがビデオ判定の結果確定。試合を14対14の振り出しに戻します。そしてルイジアナ州立大がFGを決めて17対14となり迎えた試合残り時間1分30秒、今シーズンのベストキャッチとも言える、マイルズ・ボイキン(Miles Boykin)へのパスが決まってリードを最後の最後で奪い返し、そのままノートルダム大が逃げ切ることに成功しました。

タックススレイヤーボウル

ミシシッピ州立大31、ルイビル大27

昨年のハイズマントロフィー受賞QBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)率いるルイビル大と全米23位にランクされながらレギュラーシーズン後にHCダン・マレン(Dan Mullen)氏を失った(フロリダ大新監督に就任)ミシシッピ州立大の対決となったタックススレイヤーボウル。試合はジャクソンが持ち前の機動力と驚異的な身体能力で観客を沸かせますが、先発QBニック・フィッツジェラルド(Nick Fitzgerald)が怪我で欠場したため代わりに出場したキータオン・トンプソン(Keytaon Thompson)が大暴れ。158ヤードを足で稼いだジャクソンに負けじと劣らぬ147ランヤードに3TDを記録してチームの逆転勝利に貢献しました。ジャクソンはこの試合でカレッジフットボールから足を洗ってプロの世界へ足を踏み入れることを決断。一方バックアップとは思えないトンプソンの活躍は、前監督であるマレン氏がミシシッピ州立大で素晴らしいリクルート力を発揮していたという証明になったのでした。

リバティーボウル

アイオワ州立大21、メンフィス大20

今季で二期目のマット・キャンベル(Matt Campbell)監督に率いられて2009年以来の勝ち越しシーズンが確定したアイオワ州立大とアメリカアスレティックカンファレンスで2位となる10勝2敗と素晴らしい成績を残したメンフィス大との試合。第3Qにアイオワ大はカイル・ケンプ(Matt Kempt)が放ったパスがエンドゾーンでディフェンダーに弾かれるもギリギリのところでWRアレン・ラザード(Allen Lazard)の手に吸い込まれミラクルTDをゲット。アイオワ州立大が逆転してそのまま逃げ切りました。これで彼らは8勝5敗。誰も予想だにしなかった素晴らしいシーズンに花を添えました。

ミュージックシティーボウル

ノースウエスタン大24、ケンタッキー大23

今年のミュージックシティーボウルの結末は劇的でした。24対17でリードされていたケンタッキー大は試合終了目前にQBステファン・ジョンソン(Stephen Johnson)の決死のランTDが残り時間37秒で決まって24対23とします。PATを蹴れば同点でオーバータイム突入が濃厚でしたが、ケンタッキー大HCマーク・ストゥープス(Mark Stoops)監督は試合をここで終わらせるために2ポイントコンバージョンに打って出ます。しかしこれが惜しくも不成功に終わり、ノースウエスタン大がかろうじて逃げ切りました。失うものは何もないボウルゲーム、こんなギャンブルもボウルゲームならではですね。

ベルクボウル

ウェイクフォレスト大55、テキサスA&M大52

SECの強豪・テキサスA&M大とACCの中堅校・ウェイクフォレスト大の対戦となったベルクボウルは思いのほか接戦の、しかもハイスコアゲームになりました。そんな試合を制したのはウェイクフォレスト大。テキサスA&M大はレギュラーシーズン後にケヴィン・サムリン(Kevin Sumlin)監督を失い(解雇)、チームは元フロリダ州立大ジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督体制へと移行する過渡期にありますから、微妙な心持ちでこの試合に望んだことでしょう。そんな中彼らのスターWRであり、NFLドラフト入りすれば高順位でピックされると予想されているクリスチャン・カーク(Christian Kirk)が189ヤードに3TDと大活躍しましたが、それも及びませんでした。

アリゾナボウル

ニューメキシコ州立大26、ユタ州立大20

1960年以来のボウルゲーム出場となったニューメキシコ州立大はアリゾナボウルでユタ州立大と対決。試合開始のキックオフリターンをユタ州立大がTDに結びつけるとその返しのキックオフリターンではニューメキシコ州立大もTDを奪うというまさかの始まりとなりました。試合はオーバータイムにもつれ込むと先攻のユタ州立大がこの日4つ目となるFGを外し、スコアすれば勝ちとなったニューメキシコ州立大が見事にランTDを奪って勝利。ボウルゲームなのにファンがフィールドになだれ込むという珍しい光景も見られました。

ミリタリーボウル

海軍士官学校49、バージニア大7

メリーランド州アナポリス市で行われたこのミリタリーボウル。アナポリス市といえば海軍士官学校の本拠地であり彼らのホームゲームともいえたこの試合ですが、スコアからもわかるようにバージニア大を圧倒。彼らの十八番であるトリプルオプションが炸裂し、トータル452ランヤードに7TD。特筆すべきはQBザック・エイビー(Zach Abey)。QBと言ってもこの日投げたパスはたったの1回(しかも不成功)であとはオプションQBとしてオフェンスを指揮し5TDを奪いました。下記にも紹介した陸軍士官学校と同じスタイルで「パワー5」の一角であるバージニア大を粉砕しました。

キャンピングワールドボウル

オクラホマ州立大30、バージニア工科大21

全米でも3本の指に入るぐらいのタレントQBメイソン・ルドルフ(Mason Rudolph)を擁するオクラホマ州立大と昨年ルーキーながら大活躍した今年2年生のQBジョシュ・ジャクソン(Josh Jackson)率いるバージニア工科大の対決となったキャンピングワールドボウル。この日パス成功率が約50%でパスインターセプトが1つにファンブルが1つと精彩に欠けたジャクソンに対し、ルドルフは2TDを含む351パスヤードを記録。シーズン最優秀WRに贈られるブレンティニコフ賞を受賞したジェームス・ワシントン(James Washington)が126レシーブヤードを獲得したのに加え、WRマーセル・エイトマン(Marcell Ateman)も107ヤードと大台に乗せてきました。さらにRBジャスティン・ヒル(Justin Hill)は脚で120ヤードを稼ぎ、多岐にわたってオクラホマ州立大オフェンスが爆発。これで10勝目となり3年連続二桁勝利を達成。

オクラホマ州立大が安定して勝ち星を重ねられるのは素晴らしいことですが、そろそろこの辺で足踏みしている状況を打破し、カンファンンスタイトルを獲得する姿を見てみたいものです。

ホリデーボウル

ミシガン州立大42、ワシントン州立大17

16位のミシガン州立大と18位のワシントン州立大が対戦した今季のホリデーボウル。超パス重視オフェンスを旨とするワシントン州立大が大量得点を奪うかと思われましたが、ファイナルスコアを見ていただければわかるように試合結果は真逆のものになりました。

ミシガン州立大の2年生QBブライアン・レウワーキ(Brian Lewerke)が投げては213ヤードに3TD、走っても73ヤードを獲得。またRB L.J.スコット(L.J. Scott)も自身9度目となる100ランヤード越え(110ヤード)を記録して42点を奪取。ディフェンスも400、500ヤードのパスは当たり前のワシントン州立大を272ヤードのパス、そしてランに至ってはたったの24ヤードに抑えて圧倒。攻守ともにワシントン州立大に仕事をさせませんでした。昨年3勝8敗と全く振るわなかったミシガン州立大はこれで10勝3敗と見事に勝利数を二桁に乗せてきました。

ワシントン州立大はスターQBルーク・フォルク(Luke Falk)が手首の怪我でこの試合を欠場。彼の不在は大きく響きましたが、今季Pac-12カンファレンス内でも上位に位置したディフェンス陣が沈黙。一時は6連勝で全米8位にまで上り詰めましたが、最後は2連敗でシーズンを終えることになり、なんとも消化不良なシーズンとなってしまいました。

アラモボウル

テキサスクリスチャン大39、スタンフォード大37

お互いがリードを奪い合い出入りの激しい試合となったアラモボウル。ランクチーム同士の試合ともあって非常に見応えのある試合になりましたが、この接戦を制したのはテキサスクリスチャン大(TCU)でした。

TCUはQBケニー・ヒル(Kenny Hill)が314パスヤード(2TD)に60ランヤード(1TD)、おまけにパスTDも1つ記録するなど大活躍。最後はKコール・バンス(Cole Bunce)の決勝点となる33ヤードFGをお膳立てして、最大21対3と点差が18点あったところを逆転して今季11勝目を挙げました。2015年にアラモボウルに出場した時もTCUはオレゴン大に31対0とリードされながら大逆転勝利を演じました。これも何かの「縁」なのでしょうか?

スタンフォード大はハイズマントロフィーファイナリストでもあるRBブライス・ラブ(Bryce Love)が69ヤードのロングTDランを含む145ヤードを記録しましたが一歩及ばず。しかしこの試合でのパフォーマンスによりラブは今季2118ヤードを記録し、これは昨年まで在籍していたRBクリスチャン・マカフリー(Christian McCaffery、現カロライナパンサーズ)の記録を抜くスタンフォード大新記録となりました。

フォスターファームスボウル

パデュー大38、アリゾナ大35

点の奪い合いとなった今年のフォスターファームスボウルではアリゾナ大のスターダム、QBカリル・テイト(Khalil Tate)が5つのTDパスを含む302ヤードを投げオフェンスの原動力となりましたが、前半終了間際のファンブル、そして第4Q残り時間約1分と後がない状態で犯したパスINTが仇となりパデュー大との打ち合いに敗れました。

パデュー大は膝の前十字靭帯(ACL)を断裂した状態のままプレーしずつけこれで4試合目となるQBイライジャ・シンデラー(Elijah Sindelar)がテイトに負けじと劣らぬ4TDに396パスヤードを記録し、逆転となるTDパスを残り時間2分弱で決めるなど活躍。またディフェンスが機動力を得意とするテイトをたったの52ヤードランに抑えたことも功を奏し勝ち越しとなる7勝目を挙げました。

ハワイボウル

フレズノ州立大33、ヒューストン大27

常夏ハワイで行われたその名も「ハワイボウル」では今季初シーズンとなったジェフ・テッドフォード(Jeff Tedford)監督率いるフレズノ州立大が、オレゴン州立大からの転校生QBマーカス・マクマリオン(Marcus McMaryion)の自身最多となる342パスヤードに加え、キッカーのジミー・カマチョ(Jimmy Camacho)のハワイボウル新記録となる4つのFGでヒューストン大に競り勝ち今季10勝目を挙げました。昨年1勝10敗であったところテッドフォード監督の下チームは見事に再建。10敗の翌年に10勝というのは長いカレッジフットボールの歴史上でもたったの2度目の出来事だそうです。

ヒューストン大は2年生ながら最優秀インテリアラインマンに贈られる、アウトランドトロフィーを獲得したDLエド・オリバー(Ed Oliver)が自身初の1ヤードTDランを決めるなどして先制点を挙げましたが、今季オクラホマ大QBベーカー・メイフィールド(Baker Mayfield)に次ぐパス成功率を誇ってきた(70.1%)デリック・キング(D’Eriq King)はこの日269ヤードを投げたもののパス成功率は53.5%に留まり、チームに勝利を捧げることは叶いませんでした。

カクタスボウル

カンザス州立大35、UCLA17

UCLAはスターQBで次期NFLドラフト候補でもあるジョシュ・ローゼン(Josh Rosen)を怪我(脳震とう)で欠き、またオフシーズンにジム・モーラ(Jim Mora)監督が解雇された状況でこのカクタスボウルを迎えました。前半は10点リードするも、その後はカンザス州立大が圧倒。第1Q途中から出場したQBアレックス・デルトン(Alex Delton)が4つのTDに絡む52ヤードのパスと158ヤードのランを記録して後半だけで28点を量産。そしてディフェンスはUCLAオフェンスを後半完封して見事に勝利。

今年78歳となるカンザス州立大のビル・シュナイダー(Bill Snyder)監督にとってこれが210勝目となりましたが、高齢に加えて今年は春先に咽頭がんの手術を受けたこともあり、この試合が彼にとって最後の試合ではないかとも言われています。まだ彼自身が引退を表明したわけではありませんが、全米を代表するほどの弱小チームを全米のトップレベルで戦える集団にした彼の功績は偉大です。

ラスベガスボウル

ボイジー州立大38、オレゴン大28

ファイナルスコアだけ見れば10点差とそれなりの僅差の試合と思われるかもしれませんが、この試合は前半からボイジー州立大がオレゴン大を圧倒する展開。前半だけで4つのターンオーバーを奪ったボイジー州立大ディフェンスとQBブレット・ライピエン(Brett Rypien)の2TDを含む362パスヤードがオレゴン大を寄せ付けず、「グループオブ5」の彼らが「パワー5」のオレゴン大から金星を奪いました。

オレゴン大はレギュラーシーズン後に監督であるウィリー・タガート(Willie Taggart)氏がフロリダ州立大の新監督に就任するためにたった1シーズンでチームをさり、オフェンシブコーディネーターだったマリオ・クリストーバル(Mario Cristobal)氏が昇格して初の采配となりましたが、ほろ苦い船出となりました。

アイダホポテトボウル

ワイオミング大37、セントラルミシガン大14

ワイオミング大という中堅チームに所属しながらQBとして次期NFLドラフト候補としてプレシーズンから名前が挙げられてきたジョシュ・アレン(Josh Allen)。しかしシーズン中はチームの失速とともに彼の名前も埋もれてしまって居ましたが、この試合でその片鱗を見せました。パスヤードは154ヤードと決して驚くような数字ではありませんが、3TDにINTなしと安定したプレーを披露。またプロのスカウトたちを唸らすようなパスも見せ勝利に貢献。そしてこの試合終了直後に来年の4年生シーズンをスキップしてNFL入りに挑戦することを表明しました。

バハマボウル

オハイオ大41、UAB6

今季最大級のシンデレラストーリーとなったアラバマ大バーミンガム校(UAB)。2年前の廃部から復活し初年度となった今シーズン、ビル・クラーク(Bill Clark)監督の指導のもと彼らは8勝を挙げて見事バハマボウルに招待されました。これだけでもすごい話ですが、彼らは9勝目をかけてミッドアメリカンカンファレンス(MAC)の準優勝チームであるオハイオ大に挑みましたがあえなく撃沈。しかしこの試合の敗戦が彼らの今シーズンのサクセスストーリーに水を差すなんてことはありません。2年間も試合経験がないのに8勝を挙げたのですから。

バーミンガムボウル

サウスフロリダ大38、テキサス工科大34

全米23位で「グループオブ5」の一員であるサウスフロリダ大は試合残り時間16秒というところで、チームのオフェンスの要であるQBクイントン・フラワーズ(Quinton Flowers)の26ヤードTDパスが決まり土壇場で逆転。「パワー5」出身のテキサス工科大から貴重な勝利を挙げ今季10勝目とし、見事二桁勝利シーズンで今季を終えました。

テキサス工科大はこのプレーの少し前に逆転のTDパスを決めていましたが、逆転するのが少し早すぎました。これで彼らは6勝7敗と負け越し。クリフ・キングスバリー(Kliff Kinbsbury)監督は来季も指揮をとるようですが、いよいよ後がなくなってきました。

アームドフォースボウル

陸軍士官学校42、サンディエゴ州立大35

トリプルオプション使いの陸軍士官学校と全米トップレベルのRBであるラシャード・ペニー(Rashaad Penny)擁するサンディエゴ州立大の対戦となったこの試合、予想通り地上戦力のぶつかり合いとなりました。そのペニーは4TDに221ランヤードと実力通りの力を発揮。対する陸軍士官学校はQBアーマッド・ブラッドショー(Arhmad Bradshaw)が180ヤード、その他にもRBダーネル・ウールフォルク(Darnell Woolfolk)が87ヤード、RBアンディ・デヴィッドソン(Andy Davidson)が81ヤードと激走。陸軍士官学校のトータルランヤードは驚異の440ヤードに対して投げたパスはたったの3回。サンディエゴ州立大のパスヤードも25ヤードでまさにどちらが走り勝つかという展開になりました。

そしてこの試合を制したのは陸軍士官学校。試合時間残り6分を切った時点で35対28とリードされていた陸軍士官学校は、自陣28ヤードから5分以上かけてサンディエゴ州立大ディフェンスを急襲。残り時間18秒というところでウールフォルクがランTDを奪うとここから逆転の2ポイントコンバージョンの賭けに打って出てこれを見事成功させ36対35と試合をひっくり返します。最後はサンディエゴ州立大のラテラルパスを陸軍士官学校のイライジャ・ライリー(Elijah Riley)が奪ってリターンTD。ノーガードの打ち合いとなったこの試合に終止符を打ったのでした。

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