オクラホマ大のストゥープス監督が引退

なんともショッキングなニュースが飛び込んできました。一瞬自分の耳を疑いましたが・・・。

なんと本日(アメリカ時間6月7日)、Big 12カンファレンスの強豪校であるオクラホマ大の監督、ボブ・ストゥープス(Bob Stoops)氏がコーチ業から引退する事を発表しました。

以下がストゥープス監督本人からのコメント。

「オクラホマ大監督に就任して以来18年、私はこの度ヘッドコーチの職を辞する事を決意しました。私の健康状態がこの決断の理由だという憶測が流れるであろう事は承知していますが、それは私が今回引退を決意した理由ではありませんし、現在私がコーチングが出来なくなるような状況でもありません。ただ次世代にバトンを渡すにはいいタイミングだと思ったからです。

「チームは現在とても良い状態にあります。素晴らしい選手達と素晴らしいコーチ達が次季カンファレンス優勝並びに全米優勝にむけて意気込んでいます。また我々の施設は最高傑作であり、次入部してくるリクルート達のレベルも素晴らしい。私が次のコーチ、リンカーン・ライリーにチームを任せるには最高のタイミングなのです。彼ならば新しい監督としてチームを潤滑に運営してくれるでしょう。それに彼を支えるスタッフ達は同じビジョンを既に持っています。世代交代するなら今なのです。

「私は今の人生に大変満足していますし、オクラホマ大フットボール部の監督としての責務は十分に果たしたと感じています。(中略)私は特にこれまで18年間の間非常に有能な若い選手達を指導出来た事に感謝しています。大学在学中の4年から5年の間に彼らが大きく成長していく姿を見るのは私にとっては大変な喜びでした。それは選手としてだけでなく人間としてもです。彼らの成長過程で少しでも私が役に立てたのならばそれが最大の幸せです。

「(中略)コーチングの人生はまるでリレー競技のようです。私は今回そのバトンを渡す役目を果たすことが出来て感無量であります。私と妻のキャロルは引き続きここノーマンに留まるつもりです。ここが私たちの「ホーム」なのです。もしライリーコーチや体育局が私を必要とするならばいつでも手伝いをさせて頂きます。これまでの10度のカンファレンスタイトル、2000年に達成した全米タイトル、選手やコーチ達そしてファン達とのとの固い絆は私の一生の思い出です。」

現在56歳とコーチングの世界ではまだまだ若いストゥープス監督の引退は全米でも驚きとともに報道されています。彼の18年間のオクラホマ大での戦績は190勝48敗。18シーズン中二桁勝利シーズンを飾ったのは14度。彼自身の話にもあったように2000年には就任後2年目にして全米タイトルを獲得。結局全米タイトルは17年前の1度きりとなってしまいましたが、それでも18年間同じチームでコーチし続けたのは素晴らしいことです。ちなみに同一チームでの現役監督記録はストゥープス監督が最長でした。

そして既にストゥープス監督もコメントしている通り、オフェンシブコーディネーターのライリー氏がヘッドコーチに昇格することになりました。現在33歳のライリー氏はFBSで最若ヘッドコーチとなりました。ここ数年はかつての強さを失っていたオクラホマ大でしたが、そのチームに新たな息を吹き込み2015年にカレッジフットボールプレーオフに進出させたのはライリー氏の手腕とされています。この年彼は全米で最も優れたアシスタントコーチに送られる「ブロイルズ賞」も受賞しています。

どちらにしてもこれまで長きに渡りオクラホマ大の顔として貢献してきたストゥープス監督がこの様にコーチングから引退するというのは青天の霹靂でした。ライリー氏が腕が立つコーチとはいえ、オクラホマ大のような名門を率いるのは並大抵の事では有りません。多かれ少なかれストゥープス監督の引退はチームに何らかの影響を与えるのは避けられないでしょう。

それにしても「何で??」と思わずに入られません・・・。