咽頭がんのシュナイダー監督、現役続行

現在最年長(77歳)ながら現役で監督を務めているのがカンザス州立大ビル・シュナイダー(Bill Snyder)監督。1989年にカンザス州立大のヘッドコーチに就任して以来、当時カレッジフットボール界でお荷物だった同チームを常に勝利を狙えるチームに立て直してきました。最優秀監督賞も複数回、そして2015年にはカレッジフットボールの殿堂入りを果たし、名実ともにカレッジフットボール界を代表する監督となったのです。

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そんな名将のシュナイダー監督ですが、実は2月に咽頭がんと診断されていました。77歳になった今、彼の健康を心配する人は多いですが、何とそれでも監督業から足を洗うのはまだ早いと彼自身に引退する気はまだまだないということです。

カンザス大医学部及びテキサス州ヒューストンにあるM.D.アンダーソンがんセンターで治療を受けているシュナイダー監督は双方から治療の経過はよく通常業務に戻っても支障はないと太鼓判を押してもらったそうです。

これに際しシュナイダー監督はカンザス州立大の体育局を通じて声明を発表しましたが、この中で彼は身近な関係者に対し直接このようなニュースを発表できず、メディアを通じてニュースが先に流れてしまったことを謝罪していました。こんなことで謝罪するなんてアメリカではなかなかお目にかかれません。また過去には高騰するコーチ陣のサラリーや札束が飛びまくるカレッジフットボール界に疑問を呈し、年収300万ドルの自らをも「自分はこんなにもらう程の価値はない」とまで言っていました。何だかシュナイダー監督には日本人的な厳かさを感じます。そんな昔気質のシュナイダー監督がますます好きになってしまいました。

カンザス州立大のシュナイダー監督の嘆き
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