「Backyard Brawl」が復活へ!

カレッジフットボールを語る上で宿敵同士の戦いである「ライバリー」を外すことはできません。長い歴史の中で作り上げられたライバルチーム同士のゲームはナショナルチャンピオンシップゲームやカンファレンスタイトルゲームとはまた違った意味を持っています。どんなにそのシーズンが残念なものだったとしても、またそのチームがカンファレンスタイトルを狙えないポジションにあったとしても、ライバルチームだけには負けたくないという気持ちがライバリーゲームを盛り上げるのです。

それぞれのチームにそのようなライバルが存在するものですが、その多くは同じ州内のライバルだったりします。またそうでなかったとしても昔からしのぎを削ってきたチーム同士はライバル関係になったりしますし、ちょっとしたいわくつきのマッチアップがそのままライバリーに変化したりすることもあります。今年も行われたマイアミ大ノートルダム大のライバリー、通称「Catholic and Convicts(カトリックと犯罪者)」がそれに当たると思います。

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何れにしてもライバリーゲームは盛り上がること必然な大変貴重なマッチアップであります。ただカレッジフットボールが時間をかけて形を変えていく中、特にカンファレンスの拡張などを経て元々ライバル関係にあったチームたちが異なったカンファレンスに組み込まれたせいでライバリーゲームが途絶えてしまったという残念なことも起きています。

そのうちの一つがウエストバージニア大ピッツバーグ大のライバリー、いわゆる「Backyard Brawl」です。1895年から始まったこのライバル関係は両チームが70マイル(約112km)しか離れていないこと、そして両チームのリクルーティングの土壌が似通っていたことから次第にお互いをライバル視するようになり、それが大変な激しさで有名なライバリーへと発展していきました。

1962年から2011年まで毎年行われていたこのライバリーゲームですが彼らが所属していたBig Eastカンファレンスからウエストバージニア大が2011年度を最後に離脱してBig 12カンファレンスに移籍すると、その翌年にはピッツバーグ大もアトランティックコーストカンファレンス(ACC)へと移り、その結果このライバル関係が途絶えてしまったのです。(ちなみにそのBig Eastカンファレンスも2012年度後にフットボールカンファレンスとしては消滅してしまいました)

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最後の対戦となった2011年、ライバリー存続を訴えるファンたち

お互いを嫌いあっていたとしてもライバル関係を続けることは意味のあることですから、この「Backyard Brawl」が見れなくなってしまったのはカレッジフットボールファン、特に両チームのファンや卒業生にとっては非常に残念な結果となってしまいました。

しかしこの度このライバリーゲームが復活することが決定しました!

2022年から2025年までの4年間限定ですが、ホーム&アウェー形式でシーズンの開幕戦に行われることになるようです。

これまで104試合行われてきた「Backyard Brawl」は61勝40敗3分でピッツバーグ大がリードしていますが、1990年以降は15勝7敗とウエストバージニア大が勝ち越しています。特にライバリーが途切れる直前の3試合はウエストバージニア大が3連勝。この試合が復活まであと5年ありますが、両チームのファンとしては今から待ち遠しいことでしょうね。

ちなみにピッツバーグ大は同じく途切れていた有名なライバリー、ペンシルバニア州立大とのマッチアップを2015年度から4年間だけ復活させました。このように昔ながらの宿命の対決を今後もたくさんみてみたいものです。

【関連記事】ペンシルバニア州内ライバリーの存続危機再び

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