イメチェン!

早いものでもう2月になりましたが、ナショナルタイトルゲームのあの激闘がすごい遠い過去の出来事のようにすら思えます。

その試合では立ち上がりから調子が上がらなかったアラバマ大QBジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts)に代わり後半から1年生のトゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)が登場。このルーキーがハーツに代わって窮地を救い、オーバータームで40ヤードの決勝TDパスを決めてアラバマ大の2年ぶり全米制覇に大きく貢献したんですよね。

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勝利を喜びあうハーツ(右)とタガヴァイロア(左)

アラバマ大が見事に逆転優勝した裏でここまで25勝2敗という圧倒的な戦績を残してきたハーツが1年生QBに取って代わられたという事実は今後のアラバマ大の先発QB争いに大きな影を落としたとも言えます。ハーツがパサーとしてタガヴァイロアに劣ることがタイトルゲームにて露呈されしまい、来期以降ハーツが確固たる先発QBに指名されるという保証がなくなってしまったからです。

・・・と、試合終了時からメディアはハーツとタガヴァイロアの来シーズン以降のバトルを予感し、その大半はハーツがこの先発争いに敗れるだろう、というものでした。2年連続ナショナルタイトルゲームに導いたハーツが、です。

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QBとしてアラバマ大で25勝2敗という戦績をもつハーツ

確かにナショナルタイトルゲームという晴れ舞台で1年生QBと交代させられてしまうというのは屈辱以外の何物でもないと考えるのが普通でしょう。しかしハーツはベンチに下げられた後半もタガヴァイロアを励まし続けルーキーを精神的に支えたのでした。代えられても腐らずにいた彼の様子に心を打たれた人も多かったのではないでしょうか。

もちろん誰が来期の先発QBになるかなんてその時にならないとわかりません。ただ今は昨シーズンの偉業を噛み締め、そしてチームは新たな2018年度シーズンへ向けてすでに始動を始めています。

そんな中、心機一転のつもりなのか、ハーツはなんとトレードマークであった長いドレッドヘアーをなんとバッサリ切ってしまったのです。

イメチェンというか、来季への新たな意気込みとしてバッサリ切ったのかと思いきや、これはチームメイトのジョシュ・ジェイコブス(Josh Jacobs)との約束(タイトルゲームに勝ったら髪を切ること)を忠実に守った結果だそうです。

ヘルメットの後ろから見える長いドレッドロックがハーツのトレードマークでしたが、髪を切ったら誰だかわからなくなってしまいました(笑)。

なんにせよアラバマ大の次期先発QBが誰になるのかというのはオフシーズンからプレシーズンにかけてもっとも注目される話題の一つとなるのは目に見えています。個人的にはハーツにもっとパスの腕を磨いて彼が先発の座を奪還して欲しいですが、タガヴァイロアの能力も本物ですので、ニック・セイバン(Nick Saban)監督は近い将来非常に厳しい選択を迫られることになりそうです。