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2016年度シーズン総括:チーム別通信簿(2)

2016年度シーズン総括:チーム別通信簿(2)

2016年度シーズンを振り返る、チーム別通信簿。今回は「B+」を受け取ったチーム達を紹介したいと思います。「B+」は結果は良かったものの後もう一歩頑張れば「A」を貰えていた、そんな「惜しいチーム」たちです。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

 

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B+

アラバマ大

レギュラーシーズン全勝、開幕時から全米1位を死守、そしてナショナルチャンピオンシップに出場したアラバマ大が「B+」?!と思う方も多いかと思いますが、開幕前から膨れ上がった期待度を考えると、「優勝できなければ残念なシーズン」となる道を辿っていた今年のアラバマ大にとってはクレムソン大にチャンピオンシップで敗れたことは失敗とは言わないまでも成功には程遠い結果となってしまいました。勝つのが当たり前だと言われた彼らにとって優勝以外は受け入れられない雰囲気が漂っていたのです。

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ミシガン大

開幕後9連勝を飾り全米2位にまで上り詰めたミシガン大でしたが、10戦目でアイオワ大にまさかの敗退を喫するとレギュラーシーズン最終戦のオハイオ州立大戦も2度のオーバータイムの末に惜敗。これでカンファレンス東地区の代表権を逃し、後少しというところでプレーオフ進出を逃します。さらにオレンジボウルでのフロリダ州立大戦でも33対32の僅差で敗退し10勝3敗。期待度が膨らんでいっただけに後半の失速のせいで終わって見ればなんとも微妙なシーズンとなってしまいました。もちろん10勝を挙げたことは評価に値しますが。

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オハイオ州立大

オハイオ州立大はオクラホマ大(14位)、ウィスコンシン大(8位)、ネブラスカ大(9位)、ミシガン大(3位)とシーズン中に多くのランクチームから勝利を奪ってきましたが、7戦目にランク外のペンシルバニア州立大に敗れたことが響き、カンファレンス東地区を制することに失敗。しかしそれまでの成績が認められカンファレンス王者でないのにもかかわらずプレーオフに選出されます。ここまでは良かったのですが、準決勝戦ではのちに王者となるクレムソン大に31対0となす術もなく敗れ去り、世間的には「カンファレス王者でないチームがプレーオフに進出すること自体が間違っている」という批判にさらされることになります。もちろん選んだのはプレーオフ選考委員会であり、選ばれたオハイオ州立大に罪はありませんが、負け方が最悪だったこともあり、シーズン通して11勝したことよりも準決勝戦での惨敗だけが印象に残るシーズンとなってしまったのでした。

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ルイビル大

ルイビル大はプレシーズンで19位にランクされそこからQBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)の大活躍により勝利を重ねていきます。全米3位で迎えたクレムソン大戦では惜しくも敗れはしましたが、その後も勝ち続け9勝1敗でヒューストン大との一戦を迎えます。しかしヒューストン大の緻密な戦略にハマり、ジャクソンは抑えられ36対10で敗れてしまいます。するとレギュラーシーズン最終戦のケンタッキー大戦でもジャクソンの不調もありまさかの敗退。そしてシトラスボウルではルイジアナ州立大に29対9で黒星を喫します。シーズンをほぼ通してジャクソンの大活躍の恩恵を受け続けてきたルイビル大でしたが、彼の最後の3試合の不調がそのままチームの勝ち負けに響き二桁勝利までもう一つ手が届きませんでした。

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フロリダ州立大

全米ランク4位から発進したフロリダ州立大でしたが3戦目でルイビル大に63対20と大敗。さらに5戦目にはノースカロライナ大にもゲーム終了間際にFGを決められまさかの敗戦を喫します。これで3勝2敗とした彼らは8戦目にクレムソン大との一大決戦を迎えます。しかしこの試合にも敗れ3敗目を喫すると完全にプレーオフ進出の可能性を失ってしまいました。ただ、ここから5連勝で全スケジュールを終えトータル10勝3敗とし、何とか威厳を保つことができました。

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陸軍士官学校

2016年度シーズン開幕時点で陸軍士官学校(アーミー)は過去20年間において勝ち越しシーズンを送ったのはたったの2度しかありませんでした。しかし今年は8勝5敗と大きく勝ち越し、2010年以来のボウルゲーム出場も果たしました(ちなみにアーミーはこれまで通算6度しかボウルゲームに出場したことがありません)。そして何よりもライバルである空軍士官学校(ネイビー)から2001年以来15年振りの勝利をもぎ取った事が彼らにとって最高の勲章となった事でしょう。

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海軍士官学校

昨季のネイビーはまず第5戦目に当時全米6位のヒューストン大から大金星を奪うと8戦目には名門・ノートルダム大からも勝利をもぎ取ります。ネイビーがトップ10チームから白星を奪うのは32年振り、またノートルダム大を破ったのは過去52年間でたったの4度しかなかった事からもネイビーのこれらの勝利がいかに凄い事だったかが分かります。最高位で20位まで上昇した彼らはアメリカンアスレティックカンファレンスの優勝決定戦へ進みます。なんと創部136年目にして初のカンファレンスタイトルゲーム出場を果たしたネイビーでしたがテンプル大に敗れるとレギュラーシーズン最終戦のアーミーとの一戦で上記の通り屈辱的な敗戦を味わうことになります。ボウルゲームでもルイジアナ工科大に48対45というハイスコアゲームを演じた末に惜しくも敗退。トータルで9勝5敗と二桁勝利まであと少しというところまできたこと、さらに大物相手に勝利を挙げることが出来た事を考えれば、アーミーに敗れた事を含めたとしてもネイビーにとっては上出来なシーズンだったと言えるのではないでしょうか。

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(つづく)

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