2016年度シーズン総括:チーム別通信簿(5)

2016年度シーズンを振り返る、チーム別通信簿。今回は「D」を受け取ったチーム達を紹介したいと思います。本当だったら「F」(落第点)をあげてもいいのかなとも思いますが、そこは慈悲を見せて(笑)「D」にとどめておくことにします。

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D

オレゴン大

2009年にチップ・ケリー(Chip Kelly)氏がオレゴン大監督に就任して以来またたく間にチームは全米の強豪チームに数えられるようになりました。ケリー氏が去ったあともマーク・ヘルフリッチ(Mark Helfrich)監督の下その勢いを止めることなく2014年にはナショナルチャンピオンシップに出場も果たします。そんなオレゴン大ですが、昨年は大スランプ。開幕2連勝の後まさかの5連敗。その後も黒星を重ね結果的に4勝8敗と2004年以来の負け越しシーズンとなってしまいました。そしてその責任を取る形でヘルフリッチ監督は解雇。しかし負け越してしまったとは言え2013年の就任以来の通算戦績は37勝16敗。4年間で2度も二桁勝利を挙げた監督をたった1シーズンの不調で解雇してしまうあたり、カレッジフットボールビジネスのシビアさを物語っています。ただ仮にアラバマ大が1シーズン負け越したからと言ってニック・セイバン(Nick Saban)監督が解雇されてしまうとは考えられず、単純にこれはオレゴン大の狂気であると個人的には思います。

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ミシガン州立大

2015年度Big Tenカンファレンスを制し、プレーオフにも出場したミシガン州立大。スターQBコナー・クック(Connor Cook)が卒業し、チームが一新したといっても過言ではありませんでしたが、昨シーズンは大失速。第2戦目で当時18位のノートルダム大を倒し8位まで上昇するもそこから誰もが予想しなかった7連敗。結果3勝9敗と散々な結果に終わってしまいました。10シーズン目となったマーク・ダントニオ(Mark Dantonio)監督にとっては2009年以来2度目の負け越しシーズン。しかしオレゴン大と違いダントニオ監督は解雇されることはありませんでした。

ミシシッピ大

ハイズマントロフィー候補にも挙げられていたQBチャド・ケリー(Chad Kelly)を擁し全米11位にランクされて開幕を迎えたミシシッピ大。SEC優勝だけでなくプレーオフ進出も視野に入れて臨んだシーズンでしたが開幕戦でフロリダ州立大にいきなり苦渋を舐めさせられると過去2連勝と相性の良かったアラバマ大に惜しくも敗戦。さらに10月のアーカンソー大(22位)、ルイジアナ州立大(25位)、アーバン大(15位)らに3連敗。10戦目に当時10位のテキサスA&M大から金星を奪うも残り2試合で再び2連敗。トータル5勝7敗と開幕前に思い描いていた結果とは大きく異なるものになってしまいました。

ノートルダム大

ノートルダム大である、というだけでその敷居は高くなるわけですが、今年はプレシーズンで10位にランクされ周囲の期待も自ずと上がっていたところ・・・。開幕戦でテキサス大に2度のオーバータームの末に惜敗。翌週のネバダ大には勝利したものの第3戦目のノートルダム大に再び敗戦。前述の通りミシガン州立大は最終的に3勝9敗というシーズンになったわけですが、彼らの数少ない白星にノートルダム大が貢献してしまったわけです。その後も敗戦を重ね、迎えた海軍士官学校戦では27対28と僅差で敗戦。2010年以来の屈辱を味わいました。最後の2試合もバージニア工科大とサザンカリフォルニア大に敗れトータル4勝8敗とし、ブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督7期目にして初の負け越しシーズンを記録してしまいました。またノートルダム大はフィールド上の苦戦に加え、フィールド外での問題(選手の逮捕、学業上の不正行為)などもあり、ケリー監督の監督の質を疑問視する声すら挙がる始末。今後の名門の行く末に注目が集まりそうです。

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(終わり)