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ワシントン州立大リーチ監督、ハイズマントロフィーに一石を投じる

ワシントン州立大リーチ監督、ハイズマントロフィーに一石を投じる

ワシントン州立大ヘッドコーチ、マイク・リーチ(Mike Leach)監督は歯に衣着せぬ物言いで有名ですが、今回彼はカレッジフットボール界で最高峰のアワード、ハイズマントロフィーに関して一石を投じました。

ハイズマントロフィーはご存知の通りその年のベストプレーヤーに贈られる特別な賞ですが、リーチ監督曰く最近の傾向として必ずしもトロフィーがベストプレーヤーに授与されていないのではないかと言っています。彼はチームのQBルーク・フォルク(Luke Falk)を引き合いに出し、フォルクが4561パスヤードに38TDという驚異的な「数字」を残したのにも関わらず、ハイズマントロフィーの最終候補にも選ばれなかったのはワシントン州立大が9勝4敗という成績だったからだとしています。

「最近では一体ハイズマントロフィーとは何なのか良くわからなくなってきています。かつてこのトロフィーはチーム内で最も影響を与えた選手に贈られていたものです。そしてそういった基準であればフォルクは昨年度トロフィーを受賞していたとしても何らおかしくありません。しかし最近の傾向は変わりつつあり、仮にかつての受賞者達が現在プレーしていたとしたらハイズマントロフィーを受賞出来ていたか分かりません。なぜなら最近ではトロフィーはナショナルチャンピオンチームのMVPに贈られているからです。」とリーチ監督は力説しています。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

フォルクがハイズマン級のQBだったかどうかは別として、リーチ監督は非常に興味深い点を突いています。ここ最近10年の受賞者を振り返ってみると、2007年のフロリダ大QBティム・ティーボ(Tim Tebow)と2011年のベイラー大QBロバート・グリフィン(Robert Griffin III)以外は皆上位5位以内のチームに所属しているというデータがあります。

受賞者 チーム 最終ランク
2006 トロイ・スミス(Troy Smith) オハイオ州立大 2
2007 ティム・ティーボ(Tim Tebow) フロリダ大 13
2008 サム・ブラッドフォード(Sam Bradford) オクラホマ大 5
2009 マーク・イングラム(Mark Ingram) アラバマ大 1
2010 カム・ニュートン(Cam Newton) アーバン大 1
2011 ロバート・グリフィン(Robert Griffin III) ベイラー大 13
2012 ジョニー・マンゼル(Johnny Manziel) テキサスA&M大 5
2013 ジェーミス・ウィンストン(Jameis Winston) フロリダ州立大 1
2014 マーカス・マリオタ(Marcus Mariota) オレゴン大 2
2015 デリック・ヘンリー(Derrick Henry) アラバマ大 1

「そういうことならば、アワードを二つにするか、ハイズマントロフィーの定義を今一度しっかりと示さなければならないと思います。チームに最も影響を与えた選手に贈られる賞か、もしくは全米覇者のMVPに贈られる賞か。もし後者であるならばナショナルチャンピオンシップゲームの後にそのゲームのMVPに授与すればいいだけの話です。」とリーチ監督は結んでいます。

これが心の底からの意見なのか、はたまた自分の教え子がまったく取り扱われなかった事に対する皮肉なのか。どちらが本心なのかは分かりかねますが、確かに上のデータを見る限りではリーチ監督の言っている事も良くわかります。ただだからといってフォルクが昨年のハイズマントロフィーを受賞すべきだったかと言えばそれはどうかと思いますが・・・。受賞者がそのシーズンで躍進したチーム出身であるのはやはり必然であると考えますが、皆さんはどう思われますか?

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