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2016年度ラッセルアスレティックボウルプレビュー

2016年度ラッセルアスレティックボウルプレビュー

 

開催日:12月28日
開催地:キャンピングワールドスタジアム(フロリダ州オーランド)

マイアミ大 ウエストバージニア大
8勝4敗 戦績 10勝2敗
34.5 平均得点 32.5
18.9 平均失点 24.3
274 平均パスYD(攻) 252
158 平均ランYD(攻) 223
211 平均パスYD(守) 243
134 平均ランYD(守) 163
B・カーヤ
3250YD/23TD/7INT
QB S・ハワード
3194YD/26TD/10INT
M・ワルトン
1065YD/14TD
RB J・クラウフォード
1168YD/4TD
A・リチャード
866YD/2TD
WR S・ギブソン
927YD/8TD
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ベースボール・マガジン社 (編集)

試合展望

今年のラッセルアスレティックボウルは旧Big Eastカンファレンス所属チーム同士の「リユニオン」となりました。過去の同じカンファレンス内でしのぎを削った両チームですが、最後にこの2チームが対戦したのは2003年ということで久しぶりの対戦となります。2004年にはマイアミ大Big Eastカンファレンスからアトランティックコーストカンファレンス(ACC)に移り、そしてBig Eastが消滅してからウエストバージニア大Big 12カンファレンスに鞍替えをしてきており、長らくこの2チームの対戦が実現しなかったのです。

今季のマイアミ大は新監督に元ジョージア大監督でマイアミ大OBのマーク・リクト(Mark Richt)氏を迎え心機一転のシーズンとなりました。その甲斐もあったのかチームは開幕4連勝を飾りランクインも果たしました。しかしそこから今度は4連敗。にわかに膨らんだマイアミ大ファンの期待は早々に萎んでしまったのですが、最終4試合を何とか4連勝で終え、リクト監督初年度は8勝とまずまずのスタートを切り、これは来年以降への弾みになりそうです。

【関連記事】マイアミ大とリクト監督:運命の出会い

リクト監督は今季ベテラン勢と若手を上手い事織り交ぜてチームを構成しました。この起用法は一長一短でしたが11月に入りようやく実を結び始めたのです。3年生のRBジョセフ・イヤービー(Joseph Yearby/592Yd, 7TD)と2年生RBのマーク・ワルトン(Mark Walton/1065yd, 14TD)のワンツーパンチに4年生QBブラッド・カーヤ(Brad Kaaya, 325Yd, 23TD)から4年生WRステーシー・コーリー(Stacy Coley/703yd, 9TD)、1年生WRアーモン・リチャーズ(Ahmmon Richards/866yd, 2TD)、さらには3年生のTEデヴィッド・ジョーク(David Njoku)へのホットラインが冴え、新旧が上手く交わったオフェンスを披露。ディフェンスではシャキール・クォーターマン(Shaquille Quarterman)とマイケル・ピンクニー(Michael Pinckney)の両ルーキーLBの急成長が光りました。彼らのおかげでマイアミ大のランディフェンスはシーズン通して相手に1キャリー平均3.5ヤードしか許さず、奪われたランTDの数もたったの8つとリーグでもトップクラスです。

一方のウエストバージニア大は今季大台となる10勝を挙げました。くしくも彼らが最後に10勝を挙げたのはBig Eastカンファレンス最後の年となる2011年のことでした。今季終盤までBig 12カンファレンスの優勝争いを演じたことが幸いし、ヘッドコーチのダナ・ホルゴーセン(Dana Holgorsen)監督は年収アップを伴う契約更新を果たしました。

今季2敗を喫したのはオクラホマ大オクラホマ州立大という両オクラホマ州勢でしたが、その他のチームを全て蹴散らし二桁勝利をものにしました。ウエストバージニア大はマイアミ大と違いチームを構成するのは主にベテラン勢。その先鋒となるのが4年生QBスカイラー・ハワード(Skyler Howard)。しかしその陰に隠れてチームを支えたのは4人のRB(Justin Crawford, Rushel Shell, Kennedy McCoy, Martell Pettaway)に道を開け続けたオフェンシブラインの面々でしょう。ディフェンシブ陣はスター選手が居る訳ではありませんが、ユニットごとの連係プレーで数々のピンチを乗り越えチームの勝利に貢献してきました。

 

見どころはウエストバージニア大得意のランオフェンスが若き鉄壁・マイアミ大ディフェンスをいかに攻略するかです。RBジャスティン・クラウフォードを筆頭とするRBの織りなすランアタックが得意なウエストバージニア大とマイアミ大LB陣とのガチンコ勝負が見物。ウエストバージニア大RB陣は終盤怪我で少々パワーダウンしましたが、ボウルゲームまでに彼らの傷もいえる事でしょうからクォーターマンとピンクニーの二人、さらにDBザック・マククラウド(Zach McCloud)らを攻略できればウエストバージニア大に有利に試合は進む事でしょう。しかしマイアミ大ディフェンスがウエストバージニア大RB陣に仕事をさせなければQBカーヤ率いるエアーアタックで得点力のあるマイアミ大に追いついていけるかどうか・・・。

ニューイヤーボウル以外のラインナップの中でも非常に面白そうな試合になりそうなこのラッセルアスレティックボウル。マイアミ大は4連敗を乗り越えてチーム全体の精度を増してシーズンを終えてきました。一方ウエストバージニア大はカンファレンスタイトルまで後少しと言うところでオクラホマ大に56対28と大敗。どちらのチームによりこのボウルゲームへのモチベーションが残っているかが焦点となるのかもしれません。

AGS予想勝者

マイアミ大

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