ボウルゲーム

ランキング

順位表

プレシーズン

予定/結果

順位表

マーカス・ラティモアの第二の人生

マーカス・ラティモアの第二の人生

カレッジフットボールでプレーすることが多くの高校生プレーヤーの夢でありますが、カレッジフットボーラーにとってはその上のプロリーグであるNFLという華やかな舞台で活躍することが最大の目標であり夢であります。その「聖地」にたどり着けるのはほんの一握りの才能溢れる選手だけです。しかしもしその聖地にたどり着いた選手がそこで大成できなかったら・・・。先発争いに敗れたり、怪我に泣いたり、問題を起こしたり・・・。理由はさまざまでしょうが、そんな選ばれた選手ですら長続きしないのがこの厳しいNFLの世界です。そしてその後の人生で一歩間違えればダークな世界に陥ってしまう人も少なくありません。そんな中、カレッジフットボール界でスポットライトを浴びつつもプロリーグで残念な結果に終わった、元サウスカロライナ大RBのマーカス・ラティモア(Marcus Lattimore)は新たな人生を歩み始めています。

かつてはカレッジ界を代表するRBだったラティモア

知らない人もいるかもしれませんが、ラティモアはサウスカロライナ大現役時代、カレッジフットボール界を代表するRBとして活躍していました。ハイズマントロフィー候補にも名前が挙げられていたほどですが、彼が3年生だった2012年のテネシー大戦で膝に大怪我を負い、それまでNFLでも注目されていた彼の選手としての株は一気に下落してしまいます。

【関連リンク】テネシー大戦でのラティモアの怪我の動画(←痛々しいので閲覧注意)

のちに彼はサンフランシスコ49ersに選出されますが、この大怪我以来彼のピーク時のパフォーマンスが復活することはなく、2014年にひっそりと現役を引退せざるを得なくなりました。

かつては将来を約束されたはずが、一つの大怪我のせいで彼の夢であるNFLでプレーすることは叶わなくなってしまいました。しかしラティモアはすぐに目標を切り替え、フットボールコーチの道を歩みだしたのです。

コーチとしての第二の人生

ラティモアは現在若干25歳ですが、昨年サウスカロライナ州のヒースウッドホール予備校(大学入学のための学校・日本の予備校とは概要は異なります)のフットボール部の監督に任命されました。

ラティモアは昨年までこのチームのRBコーチ、および二軍監督を務めていました。ヒースウッドホールはサウスカロライナ州独立校リーグ(SCISA)では2014年と2015年はそれぞれ全敗という散々なチームでしたがラティモアが合流した昨年はSCISAの3Aレベルで州内チャンピオンに輝くなど大躍進。今回前任監督が退任したためその後釜にラティモアが昇格したのでした。

「ヒースウッドホールは素晴らしい場所であり、私がこの場所の一部として居られることに大変な喜びを感じて居ます。ここにいるすべての人たちはとても親切で、私にとってここは自分の故郷のようです。」とラティモアはヒースウッドホールの事を述べています。

「これまで私はフットボールというスポーツを通じて多くの子どもたちに生きる目的と活力を伝えてきました。今回ここでヘッドコーチに任命されたことによって、これまで以上に毎日若く未来ある子どもたちの人生に良い影響を与えることができるチャンスをいただきました。これから私たちコーチングスタッフは、自らの発言・行動に責任を持つことができる選手を育成するために、プログラムをゼロから組み立てていきます。彼らにはここにいることが自分たち自身のためだけでないということを知ってもらいたいのです。声から彼らはこのフットボール部で自分たち自身だけでなくヒースウッドホールを代表する人物として日々励んでほしいと思います。」とラティモアは抱負を語りました。

コーチとして母校のサウスカロライナ大に凱旋するプランもありましたが、彼は選手育成のキャンプも独自に開催しており、NCAAのルールとしてもし大学にコーチとして雇われるのであればこのキャンプは手放さなければならないと通達され、結局ラティモアは母校でコーチのキャリアを踏む事を諦めたという経緯があります。

またラティモアはフットボールのコーチングだけでなく、高校生に大学に進学する指南やその後の人生について講演したりする「マーカス・ラティモア・ファンデーション」を立ち上げて運営にも携わっています。

「マーカスがヘッドコーチのポジションを受諾してくれたことに我々は大変大きな喜びを感じています。マーカスはフットボールに非常に精通している人物ですが、それ以上に彼は若者たちをしっかりとした大人に成長させる手助けをすることが重要だと感じている人物です。我々にとってはそこが非常に重要なポイントなのです。」とラティモアを起用する事を決めた体育局長のジェフ・ワレン氏は話しました。

ラティモアが今後この経験を活かしてNCAAチームのコーチングキャリアを目指すのか、もしくはコーチングだけでなく若い人たちの人格形成や人生設計の手助けをするような道を選ぶのかわかりません。しかしNFLという華やかな世界での夢に破れながらも、第二の人生を地に足をつけて歩きだしたラティモアならば、どの道に進んでもその世界で成功するのではないかと勝手に思ってしまいます。

この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
このエントリーをはてなブックマークに追加
このエントリーをはてなブックマークに追加
RELATED POSTS 
関連記事

ANY GIVEN 
SATURDAY

全米カレッジフットボールファンサイト