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ホリデーボウル:ミネソタ大 17、ワシントン州立大 12

ホリデーボウル:ミネソタ大 17、ワシントン州立大 12

 

ミネソタ大
(9勝4敗)
0 3 7 7 17
ワシントン州立大
(8勝5敗)
3 3 0 6 12

予想以上にロースコアとなった今年のホリデーボウル。パス超重視のハイパワーオフェンスで知られるマイク・リーチ(Mike Leach)監督率いるワシントン州立大はこの日試合終了直前まで一つもTDを奪えず、ミネソタ大にしても第3Q終了直前までTDを決めることが出来ないという何とも絵的に厳しい試合となりました(笑)。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

そんな試合を決定づけたのはそのワシントン州立大オフェンスを完全に攻略したミネソタ大ディフェンス。彼らがワズーに全く仕事をさせず17対12で今年のホリデーボウルチャンピオンに輝きました。

試合の出だしこそワシントン州立大らしいドライブで76ヤードのドライブの末FGで先制パンチを喰らわせます。しかしそこから両チームとも大した攻撃を繰り広げることが出来ず、第2Q中頃にミネソタ大がFGを決めようやく試合は3対3のタイゲームとなります。

そしてワシントン州立大に前半終了間際に追加点のチャンスが訪れます。残り38秒で3rd&22ヤードという場面でQBルーク・フォルク(Luke Falk)がWRのC.J.ディムリー(C.J. Dimry)に23ヤードパスを決めファーストダウンを奪いミネソタ大陣内1ヤードラインまで攻め込んだかに見えましたが、ビデオ判定によりこのパスが不成功と言うことになり残念ながらFGを強いられ6対3で前半を折り返します。

後半開始後にはワシントン州立大がロングドライブを演出しますが残念ながらこれは得点に結びつかず、迎えた返しのミネソタ大の攻撃。相手陣内13ヤードまで攻め込んだミネソタ大はQBミッチ・レイドナー(Mitch Leidner)がWRシャノン・ブルックス(Shannon Brooks)に向けパスを放ちます。これがワシントン州立大DBマーセラス・ピットマン(Marcellus Pittman)に弾かれたかと思われましたがその弾かれたボールが運良くブルックスの手元に吸い込まれTD。ついにミネソタ大がリードを奪います。

後が無いワシントン州立大は残り時間3分で4th&6ヤードという絶体絶命の危機を迎え、フォルクが放ったパスは無情にも相手ディフェンダーにインターセプトされワシントン州立大陣内30ヤードまで押し戻されてしまいます。このチャンスを逃さずミネソタ大RBロドニー・スミス(Rodney Smith)が4プレー後に9ヤードTDを決め追加点を奪います。

しかしワシントン州立大も最後の最後まで喰らい付き残り2分という危機的状況でフォルクからカイル・スウィート(Kyle Sweet)への8ヤードパスが決まりますが2ポイントコンバージョンは阻止され、さらにオンサイドキックもリカバー出来ず万事休す。ミネソタ大がこのロースコアゲームを制したのです。

ワシントン州立大のフォルクはあと2TD奪えばチームの歴代最多TD獲得数を更新することが出来ましたが、それは来季以降にお預けとなりました。それもこれもミネソタ大ディフェンスが51度も投げたフォルクのパスを上手くディフェンスしたからに他ありません。通常300ヤード越えが当たり前のフォルクをしてこの試合ではたったの264ヤードしか投げさせなかったのです。

試合1週間前まで出場すら危ぶまれていたミネソタ大でしたが、しっかりとチーム内の士気を立て直しこのホリデーボウルチャンピオンになりました。試合展開は到底彼らに取っては満足出来るものではないでしょうが、今はこの試合の勝利の美酒に酔い、いい流れでシーズンを終えることが出来ました。

【関連記事】ミネソタ大フットボール部のいざこざ

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