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プレーオフの拡張は不可避か?

プレーオフの拡張は不可避か?

 

2014年から施行されているプレーオフ制度。現在最終ランキング上位4チームがプレーオフに進めることになっています。まだ2回しか行われていないこのプレーオフですが、今のところ大きな問題はないように思われます。が、プレーオフを拡張させるべきだと言う議論は多かれ少なかれ行われていると思います。スタンフォード大ヘッドコーチ、デビッド・ショウ(David Shaw)監督も現在のプレーオフ制度に問題提起しているひとの一人です。

「プレーオフの拡張は回避出来ないことです。これまで我々は長い間プレーオフ開催に向けて議論を交わしてきました。そして試行錯誤の末、現在のような形のプレーオフ開催までこぎ着けたのです。」とショウ監督は先日行われたPac-12カンファレンスのメディアデーで話しました。

「しかし、私個人としては6チームによるプレーオフ形式が採用されるのではないかと思っています。上位2チームがシードチームで、下位4チームが準々決勝を行う。それぞれの勝者がシードチームと準決勝を行い、そして最終的に勝ち残った2チームがナショナルチャンピオンを賭けて戦う訳です。もしくは8チームのプレーオフも可能でしょう。」

「現行のシステムはこれまでの事を考えればベストな形式だと思います。しかし今後は現行のシステムの善し悪しをしっかりと分析し手直しをしていかなければなりません。その延長線上に6チームないし8チームのプレーオフが存在すると考えます。これは不可避な事実となるでしょう。」

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ショウ監督の言う事は良くわかりますが、彼がスタンフォード大の監督ということでそれがさらにこのプレーオフ拡張を望む気持ちが如実に出てきます。現行のシステムだと出場出来るのは4チーム。FBSでも上位に位置づけられている、いわゆる「パワー5」(ACC、Big 12、Big Ten、Pac-12、SEC)から確実に1チームは漏れてしまう訳で、昨年度はPac-12覇者のスタンフォード大がプレーオフに進めなかったのです。

現行のまま4チームプレーオフなら必然的に毎年いずれかの「パワー5」カンファレンスチャンピオンがプレーオフから漏れることになります。また「パワー5」以外の俗にいう「グループオブ5」カンファレンスのチームの中でも成績がすこぶる良ければプレーオフ出場のチャンスを与えられてもいいのではないかと言う議論もわき起こる訳です。しかし現行のシステムだと「グループオブ5」のチーム達がナショナルチャンピオンになれるチャンスはさらに減ったと言えるのです。昨年ならAAC(アメリカンアスレティックカンファレンス)で躍進したヒューストン大や、かつてBCSバスターとして名を馳せたボイジー州立大などはプレーオフはおろか、ボウルゲームのステータスでもあるお正月のボウルゲームにも出場出来るチャンスが減ってしまいます。なぜならそのようなメジャーボウルゲームの一部はプレーオフ準決勝戦として行われるからです。

過去5年間で54勝14敗、2度のローズボウル優勝、3度のカンファレンスタイトルゲーム出場とその強さを世に知らしめているショウ監督率いるスタンフォード大。彼らがプレーオフに確実に出場出来る為にもプレーオフの拡張は必須事項だと思いますが、スタンフォード大の目線でなくても6から8チームのプレーオフを見てみたいというのがファンの心情です。

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