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ノートルダムよ何処へ行く・・・

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負け越しシーズンを送ったばかりか、過去の勝ち星が抹消されたり、トップQB二人が転校しと全くいいことがない昨今のノートルダム大。カレッジフットボール界でも随一の名門校とあり、近頃のノートルダム大の体たらくは卒業生やファンたちにとっては受け入れがたいことに違いありません。そんなファンの一部が溜まった鬱憤を晴らすために思い切った行動に移しました。

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もちろんチームの勝ち負けの直接的な責任はヘッドコーチであるブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督にあるわけですが、最終的には彼のボスである体育局長ジャック・スワーブリック(Jack Swarbrick)にも責任があるとも言えます。そこで一部のノートルダム大在学生が大学新聞の1面を買い取って以下のような広告を掲載したのです。

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この広告ではスワーブリック氏が体育局長に就任して以来いかにノートルダム大が苦戦しているかを要約しています。

まずはフットボールの試合における有様を羅列しています。

  • 今年はプレシーズンで10位にランクされたのにもかかわらず終わってみれば4勝8敗
  • 過去4シーズン中トップ12位以内にランクされたチームとの対戦成績は0勝4敗
  • 過去9シーズン中ファイナルランキングでトップ10位以内に食い込んだのはたったの1度
  • 過去9シーズン中5シーズンで5敗以上を記録
  • メジャーボウルでは全敗

そしてフットボール外での問題も列挙しています。

  • 学業上の不正行為
  • NCAAの制裁、勝ち星の剥奪
  • 選手の犯罪行為
  • 責任逃れ
  • 全米メディアからの嘲笑

ノートルダム大が宿命として背負う水準に満たない現状を次のように示しています。

  • ノートルダム大の通算勝率:7割2分8厘
  • タイロン・ウィリンガム元監督(Tyrone Willingham:2002-2004)
    勝率:5割8分3厘(3期後に解雇)
  • ブライアン・ケリー現監督
    勝率:5割7分8厘(契約更新)

最近のノートルダム大が昔のように毎年のようにナショナルチャンピオンをねらえなくなった理由をスワーブリック氏は「(最後にナショナルタイトルを獲得した)1988年に比べて今は勝ちづらくなっている」と述べたことに対して、このファンたちはスタンフォード大を引き合いに出していかにその発言が虚無であるかを証明しようとしています。スタンフォード大は今でこそ強豪チームの一角に名を連ねていますが、それ以前はしばらくの間弱小チームとして知られていました。

  • 2010年から2016年までの勝敗数と勝率
    • ノートルダム大:59勝31敗(6割5分5厘)
    • スタンフォード大:74勝18敗(8割4厘)
  • ファイナルランキングトップ10位のシーズン数
    • ノートルダム大:1
    • スタンフォード大:4
  • メジャーボウルでの記録
    • ノートルダム大:0勝2敗
    • スタンフォード大:3勝2敗
  • 直接対戦成績
    • ノートルダム大2勝、スタンフォード大5勝

そして最終的に「スワーブリック氏のノートルダム大での業績は大したことはなく、我々のブライアン・ケリー監督に対する期待度は皆無である。」と一刀両断しています。

全米中に広がるノートルダム大の卒業生やファンの心を代弁しているかのようなノートルダム大この広告。いよいよ周囲からのプレッシャーも最高潮に高まる中、来季大きな結果を残せなければケリー監督だけでなくスワーブリック氏のクビも危なくなることでしょう。

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