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2015年度シーズン

キュアボウルプレビュー

キュアボウルプレビュー

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今年新設されたこのキュアボウルは今季フロリダ州オーランドで行われる3つのボウルゲームの1つです。この栄えある新ボウルゲームの除幕式に招待されたのはサンノゼ州立大とジョージア州立大という、これまた商業的に危ういマッチアップです…。

サンノゼ州立大スパルタンズ (5勝7敗、4勝4敗 MWC)

ご覧の通りサンノゼ州立大の今季の戦績は5勝7敗と負け越しています。通常ならばこのレコードではボウルゲーム出場資格はないのですが、ボールゲームの総数(40)に見合うだけのチームが出場資格を得られなかったため、負け越しチームにもチャンスが回ってきたわけです。では何故サンノゼ州立大が選ばれたかというと、それはフットボール選手の卒業率がトップレベルだったからです。選手たちは「勉強しておいて良かった!」と言ったとか言わないとか…。

ただやはりここでしっかりと明らかにしておかなければならないのは、今年のサンノゼ州立大のシーズンは散々だったということです。おそらく彼らにとって一番の勝ち試合はニューメキシコ大(今季7勝5敗)戦ですが、他の対FBSチーム戦での勝利のうち3試合の対戦相手の合計戦績は9勝28敗と弱小チームばかり。サンノゼ州立大のスコアリングオフェンスは全米68位、そしてスコアリングディフェンスは全米78位と下から数えたほうが早いくらいです。

チームで唯一の明るいニュースがあるとすれば4年生RBタイラー・アーヴィン(Tyler Ervin)ぐらいでしょうか(13TDを含む1469ラッシュヤード)。つまり逆に言うと相手チームはアーヴィンを抑えてしまえばいいというわけです。実際彼がTDを奪うことができなかった最後の4試合は全て敗戦となっています。

最後に出場したボウルゲームLast bowl game:
2012年 ミリタリーボウル(サンノゼ州立大29、ボーリンググリーン州立大20)

歴代ボウルゲーム戦績:
4勝3敗


ジョージア州立大パンサーズ(6勝6敗、5勝3敗 Sun Belt)

ジョージア州立大にフットボール部が創設されたのは2010年のことですので、チーム的にはまだまだ赤ん坊のようなものですが、創部5年目にして早くもボウルゲーム出場を果たしました。といっても最終戦にジョージアサザン大に勝利して6勝を挙げての滑り込みでボウルゲーム出場資格を取得

同じジョージア州内の大学としてどちらも負けられない試合でしたが、ジョージアサザン大にとってはたかだか創設5年目のチームを、ただ同じ州内だからというだけで「ライバル」と位置付けされるのは腑に落ちないことでしょう。しかしこの「ライバル」ジョージア州立大はジョージアサザン大を34対7と圧倒。開幕当初は格下リーグFCSのリバティー大に敗れ、アパラチアン州立大に大差で叩きのめされるなど厳しい立ち上がりだったことを考えると、レギュラーシーズンをジョージアサザン大での勝利を含む4連勝で終えることができたのは大きなプラスです。

1プレー平均ヤード数では全米33位とまずまずのオフェンスを持つパンサーズ。シーズン終盤の4連勝中はどの試合でも24点以上を叩き出すなど尻上がりに点の取れるチームに仕上がりました。それを支えるのは4年生QBニック・アーバックル(Nick Arbuckle)。彼が演出するパスオフェンスは数字上では全米8位にランクするほどです。対戦相手が格下チームだとはいえ、オフェンスがはまれば得点を量産できるポテンシャルをもつチームであることは確かです。

最後に出場したボウルゲーム:
これがジョージア州立大にとって初のボウルゲーム出場

歴代ボウルゲーム戦績:
0勝0敗

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