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カレッジフットボールの光と陰〜セドリック・コブスの場合

カレッジフットボールの光と陰〜セドリック・コブスの場合

アーカンソー大のスターRB、セドリック・コブス(Cedric Cobbs)がオキシコディーンなどの強力な麻酔薬を不法に所持していたとして連邦裁判所から有罪判決を受けましたが、彼自身が脳震とうの怪我の処置をうけているということで刑務所行きは免れました。

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元アーカンソー大のセドリック・コブス

1999年から2003年までアーカンソー大で活躍したコブスは大学で通算3018ランヤードに26TDを記録。大学を卒業する頃にはチーム史上第3位となるラッシャーにまで成長し、2002年にチームがSECタイトルゲームに進出するのに貢献しました。卒業後はニューイングランドペイトリオッツに加入しスーパーボウルを獲得したチームの一員となり、その後はデンバーブロンコスでもプレーしました。

しかしプロ選手を引退した後は生活が一転。上記のように不法に強力な鎮静剤を所持・転売したり、売春を斡旋したりとかつての輝きを全く失ってしまったのでした。

彼の転落人生の一因として選手時代に負った脳震とうの後遺症が挙げられています。コブスは逮捕時カリフォルニア州にある「クロスビーセンター」という施設の患者であったということです。ここは人生に失敗した元アスリート達に救いの手を差し伸べるところだそうで、コブスのように引退後に脳震とうの後遺症で悩まされている元選手達が在籍する場所のようです。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

一般的に「CTE(Chronic Traumatic Encephalopathy)」と呼ばれる脳震とうの後遺症は選手時代に蓄積された脳へのダメージが後の人生に大きな影響を及ぼすと言われ、鬱、自殺願望、生活水準の低下などかなりシビアな問題を引き起こす原因として近年大きく取り扱われています。また薬物乱用はCTEの主な症状ともされています。激しい頭痛を和らげる為に医者が処方しなければ手に入れられないような強力な鎮静剤を不法に手に入れ乱用し、中毒状態に陥る負のサイクルです。おそらくコブスもこの負のサイクルにはまってしまったのでしょう。

CTEは時間が経過する事により発病するような病状なので早期に治療を施す事が難しい病気です。ですからNCAAやNFLはCTEの原因である脳震とうをいかに防ぐかを今次模索している訳です。それが先日紹介したキックオフ廃止に現れているのです。

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脳震とうの後遺症が大々的に取り出たされている昨今、この状況を放っておけばいずれフットボールは「ただ危険なスポーツ」として衰退していってしまいます。そうならない為にもルール改正したりして選手の安全を確保しようと躍起になっているのです。

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