第7週目の見どころ

Wisconshin-Cheerleader

ウィスコンシン大 vs オハイオ州立大

現在全米2位のオハイオ州立大が全米8位のウィスコンシン大を迎え撃つわけですが、オハイオ州立大にとってこれまでウィスコンシン大ディフェンスほど強力なディフェンスをもつチームと対戦してきていないことを考えると、彼らにとってこのゲームは大きな挑戦となります。

フロントセブン並びにバックフィールドと全面に渡り隙がないウィスコンシン大ディフェンスは2週間前に全米4位のミシガン大相手に14失点と大健闘。オフェンスが点を取れていれば十分に勝てていた試合でした。ミシガン大オフェンスの平均得点数が約57得点であることを考えるとウィスコンシン大ディフェンスはミシガン大オフェンスを多旨シャットダウンしたといえます。オハイオ州立大の平均得点数が約53得点とミシガン大と似通っていますので、このミシガン大戦でのパフォーマンスは参考にはなるでしょう。

オハイオ州立大は先週インディアナ大と対戦しましたが、QB J.T. バレット(J.T. Barrett)はフージアーズディフェンスに対し今季最も苦戦。パス成功率は21位回中たったの9回、パスヤードもたったの91ヤード(1TDに1INT)とインディアナ大相手にいつものようなプレーをさせてもらえませんでした。もし彼がウィスコンシン大ディフェンス相手に似たようなパフォーマンスを強いられれば、オハイオ州立大にとって今季初の黒星ゲームとなってしまう可能性は十分ありそうです。

ただ強力ディフェンスを擁するのはウィスコンシン大だけではありません。対するオハイオ州立大も平均失点数約10点という鉄壁を誇ります。ウィスコンシン大QBアレック・ホー二ブルック(Alex Hornibrook)はミシガン大ディフェンス相手に大苦戦し、試合中頻繁に彼らからのプレッシャーを受け続けました。ウィスコンシン大が2連敗を阻止するためにはホー二ブルックがミシガン大と対戦した時よりもよりオフェンスを動かせるようになっていたいところ。先週試合がなかった分ウィスコンシン大には十分にオハイオ州立大戦に向け準備できたはずです。

ウィスコンシン大のホームゲームとなるこの一戦、今週イチオシのゲームであることは間違いありません。

アラバマ大 vs テネシー大

今季開幕から首位を走るアラバマ大は3戦目でミシシッピ大に苦戦しつつも勝利を収めて以来ギアを入れ替えたかのような強さを見せ続けています。先週は全米16位だったアーカンソー大と対戦しましたがアーカンソー大ディフェンスはアラバマ大オフェンスを止めることは全くできませんでした。逆にアラバマ大ディフェンスはアーカンソー大QBオースティン・アレン(Austin Allen)に怒涛のプレッシャーをかけ続け、アレンに仕事をさせないばかりか、3度もアラバマ大DBミンカー・フィッツパトリック(Minkah Fitzpatrick)にパスINTを献上してしまいました。

そんな攻守ともに隙のないアラバマ大ですが今週末はライバルであるテネシー大との伝統の一戦を控えます。テネシー大は浮き沈みが激しいながらも何とか勝ち続けていましたが、先週遂にテキサスA&M大に土をつけられてしまいました。テネシー大の戦力は中の上であってもアラバマ大ほどのパワーを持ち合わせているわけではありません。特に攻守ともに出だしが遅いのが後々彼らの首を絞めています。このトレンドが今週末も続くようならば、このゲームがテネシー大のホーム開催だとしても、テネシー大に勝ち目はないでしょう。

ノースカロライナ州立大 vs クレムソン大

もしノースカロライナ州立大が全米3位のクレムソン大に今週末勝つことができたとすれば、間違いなくそれは今季最大の番狂わせとなることでしょう。それだけ力の差があるという事になりますが、だからといってクレムソン大が楽勝となるかといったらそれはどうかわかりません。

昨年の対戦ではノースカロライナ州立大が善戦して見せましたが、クレムソン大が後半息を吹き返し逆転勝利を収めました。このチームを率いたQBジャコビー・ブリセット(Jacoby Brissett)はチームを去ったものの彼の後釜であるライアン・フィンリー(Ryan Finley)はブリセットに勝るとも劣らない活躍を見せています。とは言え、もしノースカロライナ州立大に勝機があるとすれば、地上戦で時間を稼ぎクレムソン大に攻撃のチャンスを与えないような展開に持っていくことでしょう。クレムソン大に攻撃権が渡れば十中八九スコアに繋げてくる事を考えればいる、点差が開きすぎればノースカロライナ州立大が追いつくチャンスはほぼ皆無だからです。チームにはマシュー・デイズ(Matthew Dayes)という優秀なRBがおり、彼が活躍できれば...ひょっとするかもしれません。

それでもこの試合がクレムソン大のホームカミング(大学卒業生たちが一堂に集まる週間)ゲームであり、普段より更にスタジアムが盛り上がることは必然的です。よってやはりノースカロライナ州立大がクレムソン大に勝利出来る確率は低いと言わざるを得ません春季

ウエストバージニア大 vs テキサス工科大

今週20位にランクされたウエストバージニア大は先週試合がなく選手たちは体を少しは癒せたと思いますが、エアーアタックが得意なテキサス工科大のオフェンスを止めるためフィールド場を縦横無尽に走り回らされる羽目になることでしょう。

ウエストバージニア大もそれなりに点の取れるオフェンスを擁していますが、ロードゲームでテキサス工科大のような大量得点を得意とするチームと点取り合戦をできるほどの力量を用いていません。特にQBスカイラー・ハワード(Skyler Howard)がこれまで試合ごとに必ず1度はパスINTを犯していることを考えればなおさらです。

テキサス工科大のQBパトリック・マホームス(Patrick Mahomes)はこれまで20TDを含む2274パスヤードをすでに稼いでいます。20個のTDに対し犯したINT数はたったの4つ。このオフェンスと張り合うのは簡単なことではありません。

ネブラスカ大 vs インディアナ大

ネブラスカ大は勝利を重ね続け現在10位にまで上昇してきましたが、これまでこれといった力のあるチームと対戦してきていません。確かに3戦目にはオレゴン大と対戦し彼らを蹴散らしはしましたが、オレゴン大の今季が散々なことを考えるとこのオレゴン大戦での勝利もどこまで評価していいのかわかりかねます。それよりも今回の対戦相手であるインディアナ大が挙げたミシガン州立大戦での勝利のほうがよほど価値のあるものだと言えるかもしれません。さらにインディアナ大は先週全米2位のオハイオ州立大を今季彼らにとって最小得点となる38点に抑えることができました。強豪ひしめくBig 10カンファレンスでも上位チームのオハイオ州立大とミシガン州立大と渡り合えたことは彼らに大きな自信をあたえたはずです。

相手はインディアナ大ですが、これまでの戦いぶりを考えるとネブラスカ大にとってはこの試合が今季一番の挑戦者となることでしょう。

マイアミ大 vs ノースカロライナ大

先週ホームでショッキングな敗戦を喫してしまったチーム同士のこの一戦。全米10位まで上り詰めるもフロリダ州立大に僅差で敗れたマイアミ大と、バージニア工科大に手も足も出なかったノースカロライナ大。どちらのチームもそのショックから立ち直るために負けられないマッチアップとなります。

ACCコースタル地区争いにおいても重要な試合ですが、特にマイアミ大にとってはカレッジフットボールプレーオフ進出に望みを繋ぐためにも落とせない試合です。さらに昨年の同一カードではノースカロライナ大がマイアミ大を59対21と大差で下したため、マイアミ大選手たちはリベンジに燃えているはずです。

どちらのチームもスーパースター選手がいる訳ではありませんか、双方とも堅実なQBを擁していますので(マイアミ大のブラッド・カーヤ、ノースカロライナ大のミッチ・トルビスキー)ある程度の点の取り合いになることでしょう。

アーカンソー大 vs ミシシッピ大

アーカンソー大は先週ホームで全米1位のアラバマ大を迎え、あわよくば大金星を...と臨んだ試合では逆に返り討ちにあい49対30で敗れてしまいました。そんな敗戦の傷を癒やす暇もなく彼らは強敵の全米12位ミシシッピ大と今週末対戦しなければなりません。同じSEC西地区同士の対決として大変重要な試合となります。

アラバマ大ディフェンスに対して何も出来なかったアーカンソー大QBオースティン・アレンでしたが、ミシシッピ大ディフェンスはアラバマ大ほどの鉄壁ディフェンスを持ち合わせていないので、アレンにはオープンレシーバーを探せるだけの猶予が与えられるでしょう。

アーカンソー大のパスディフェンスは今季往々にして機能しており、これまで許したパスTDは5つとまずまずです。が、ミシシッピ大QBチャド・ケリー(Chad Kelly)のようなNFL級のQBと対戦した過去がないのが不安要素ではあります。ショートレンジからロングレンジまでのパスを巧みに披露するケリーを相手にアーカンソー大DB陣がどこまでついてこれるかが鍵となることでしょう。

ノートルダム大 vs スタンフォード大

開幕時にそれぞれ7位と10位だったスタンフォード大ノートルダム大でしたが、蓋を開けてみればどちらもその順位に見合うようなチーム力を擁しておらずあれよあれよという間にランク外へ転げ落ちてしまいました。プレシーズンではこのマッチアップに高い期待が寄せられていましたが、今となっては数ある試合のうちの一つに成り下がってしまったのです。

お先真っ暗な両チームですが、それでもこの試合の勝者には幾ばくかの自信を取り戻すチャンスが与えられるでしょうからどちらにとってもぜひ勝っておきたいゲームなはずです。