新先発QB発掘の旅:その他

ベイラー大

監督が突如として入れ替わるという事態に見舞われているベイラー大ですが、QBバトルに関していえば昨年の先発QBセス・ラッセル(Seth Russell)の怪我の調子がよければ彼が次シーズンも先発の座を確保することになるでしょう。昨季、シーズンを棒に振る首の骨の骨折という大けがを負ったラッセル。その怪我は完治した模様ですが、春季トレーニングでは胸の筋肉を傷めてしまいました。もしラッセルが怪我のせいで完調でないとするならば、ジャレット・スティッドハム(Jarrett Stidham)がその大任を担うことになるでしょう。いずれにしてもヘッドコーチが変わることになり、多少のアジャストメントは求められることになるQBポジション。ラッセル、スティッドハムともに有能な選手なので昨シーズンのように二人とも怪我で戦線を離脱してしまうような事態は避けたいものです。

ブリガムヤング大

ブリガムヤング大の元先発QBテイサム・ヒル(Taysom Hill)はこれまで期待されながら数々の怪我でその能力を発揮できずにいます。昨年もまた怪我で初戦から戦線を離脱してしまい、彼の代わりにスターターとなったターナー・マンガム(Tanner Mangum)から再びその座を奪おうと試みます。マンガムはバックアップという身でありながらヒルがいなくなったチームをうまくまとめ、ネブラスカ大戦、ボイジー州立大戦で奇跡的な勝利を挙げるなどし、彼が先発QBとして十分やっていけることを内外に示しました。そんなマンガムからなんとしても先発の座を奪い返したいヒルですが、昨年負った足の怪我の調子がいまいちのようです。

カリフォルニア大

今年のNFLドラフトでトップ指名を受けたジャレッド・ゴフ(Jared Goff)の抜けた穴を埋めるのはそう容易くはありません。オフェンシブコーディネーターのトニー・フランクリン氏が去り、テキサスA&M大から新たにジェイク・スパティバル氏を招へい。新たなオフェンスシステムを駆使してチームを率いるのはチェイス・フォレスト(Chase Forrest)、ロス・ボワーズ(Ross Bowers)、ザック・クライン(Zach Kline)のいずれかになるでしょう。ちなみにクラインはもともとカリフォルニア大に在学していましたが、短大へ転校しその後インディアナ州立大(FCS)へ移った後再びカリフォルニア大に戻ってきたのです。

ミシシッピ州立大

そのチームの歴代最高選手の後を継ぐというのはどのチームであったとしても難易度の高いことに変わりはありません。ミシシッピ州立大はそんなQB、ダーク・プレスコット(Dak Prescott)の抜けた穴を埋めるという難題に立ち向かわなければなりません。そんなプレッシャーのかかるポジションを射止めんとする若獅子たちは2年生のニック・フィッツジェラルド(Nick Fitzgerald)を筆頭に3年生のダミアン・ウィリアムズ(Damian Williams)、2年生のイライジャ・スタレー(Elijah Staley)、そして1年生のニック・ティアノ(Nick Tiano)です。誰がなるにせよミシシッピ州立大の来季は再建の年となりそうです。

ペンシルバニア州立大

高い能力を持ちつつもシステムに殺されたといわれるクリスチャン・ハッケンバーグ(Christian Hackenberg)が4年生を待たずNFL入りを果たし、ペンステートは新たなQBを探し出さなくてはならなくなりました。オフシーズンにチームはフォーダム大のヘッドコーチだったジョー・モアヘッド氏を新オフェンシブコーディネーターに迎え、オフェンスに新たな風を吹き込もうとしています。その新システムを体現するQBらはトレイス・マックソーレイ(Trace McSorley)、トミー・スティブンス(Tommy Stevens)、ジェイク・ゼンビエック(Jake Zembiec)の3人です。チームのスキルプレーヤーではRBサクオン・バークレー(Saquon Barkley)、WRクリス・ゴッドウィン(Chris Godwin)と駒がそろっていますのでQB次第ではチームの向上は望むこともできますが、モアヘッド氏が導入する新システムが完全に機能するには少し時間が必要となるでしょう。