各年代のベストチームランキングトップ10:2010年代(2016年現在)

2010年代(2016年現在)

2010年代にすでに3度のナショナルチャンピオンに輝いているセイバン監督率いるアラバマ大

順位 チーム 勝率(勝敗数)
1  アラバマ大 87%(72勝10敗)
2 オレゴン大 85.1%(69勝12敗)
3 オハイオ州立大 85.0%(68勝12敗)
4 フロリダ州立大 82.9%(68勝14敗)
5 スタンフォード大 81.4%(66勝15敗)
6 ミシガン州立大 80.2%(65勝16敗)
7 オクラホマ大 78.4% (62勝17敗)
8 ルイジアナ州立大 78.2%(61勝17敗)
9 ノートルダム大 70.5%(55勝23敗)
10 ジョージア大 70.0%(56勝24敗)

現在に見ることができるアラバマ大の快進撃はヘッドコーチ、ニック・セイバン(Nick Saban)監督就任2年目の2008年から始まります。以来2009年、2011年、2012年、2015年と4度チームを全米の頂点へと導きました。2010年代だけで言えば5年間で3回もナショナルタイトルを獲得しているのです。2010年代はまだ半分しか過ぎていませんが、3度の全米制覇、3度のカンファレンスタイトルと今の所アラバマ大がこの年代を謳歌していることは間違いありません。

勝率だけ見れば大差はありませんが、アラバマ大とその他の後続チームには多少の開きがあると思われます。2位以下を争うのはチップ・ケリー(Chip Kelly/現NFLサンフランシスコ49ers監督)氏が築き上げ彼を引き継いだマーク・ヘルフリッチ(Mark Helfrich)監督がそれを昇華させた速攻オフェンスを得意とするオレゴン大、健康上の理由でフロリダ大を退くも現場復帰したアーバン・マイヤー(Urban Meyer)監督率いるオハイオ州立大、大御所ボビー・バウデン(Bobby Bowden)氏引退後就任したジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督により息を吹き返したフロリダ州立大などが続きます。

注目すべきは5位にランクインしているスタンフォード大です。スタンフォード大フットボール部は全米レベルだけでなくPac-10/12カンファレンスにおいても中レベルのチームでしたが、2000年代後半にジム・ハーボー(Jim Harbaugh/現ミシガン大)監督が就任して以来徐々に力をつけ、2010年には12勝1敗という素晴らしい成績を残しました。

しかしそのシーズン後ハーボー監督はサンフランシスコ49ersの監督に抜擢され、当時のオフェンシブコーディネーターだったデヴィッド・ショウ(David Shaw)氏が監督に昇格。当時多くの評論家はこれでスタンフォード大はまた元の中レベルチームに逆戻りすると危惧しましたが、ショウ監督はハーボー監督時代の戦績をさらに凌駕。3度のカンファレンスタイトルに4度のトップ10フィニッシュと安定感は他のどのチームと比べても遜色ありません。

2010年代を総括するには時期相応であるのは明らかです。クレムソン大テキサスクリスチャン大ベイラー大といった新参チームも今後の成績によってはランクインしてくる可能性は十分ありますし、ミシシッピ大ミシガン大ヒューストン大といった古株も復調の兆しを見せています。特にミシガン大は新コーチ、ジム・ハーボー監督を招聘。彼の徹底したリクルーティングによりミシガン大が完全復活するのも時間の問題です。ゆえに5年後このランキングが大きく変わっている可能性も大いにあると思います。

ちなみに10位にランクされたジョージア大ですが、2000年代に引き続きトップ10入りを果たしました。この功績は大いに評価されるべきだと思いますが、このジョージア大を率いたマーク・リクト(Mark Richt)監督は昨シーズン後に「解雇」されてしまいました。また8位にランクインしたルイジアナ州立大レス・マイルズ(Les Miles)監督もシーズン途中で解雇されそうになりました。理由は全米制覇できない事に業を煮やした大学側の「蛮行」とも言える決断なのですが、逆に言うといかに安定感を出していても「結果」が伴わなければどんなコーチでも解雇の対象となるということです。なんとも恐ろしい世界です(笑)。