ルイビル大ジャクソンがハイズマントロフィーを獲得

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今季最も活躍した最優秀選手に贈られるハイズマントロフィー。獲得すればその名前は永劫記録にそして記憶に残される栄誉ある賞ですが、今年のその栄冠はルイビル大QBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)に贈られることになりました。

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82代目のウィナーとなったジャクソンはルイビル大出身者としては初の受賞者となります。

出来レースといっても過言ではなかった今年のハイズマントロフィーレース。ジャクソンは最終戦2試合で試合を落としはしましたが、彼の9月のパフォーマンスが序盤からすでに後続の候補達を一気に引き離していました。

開幕前のハイズマントロフィー候補リストではジャクソンの名前はあったとしてもずっと下の方でした。その評価を一気に変えたのがシャーロット大とのシーズン初戦。この試合の前半だけでジャクソンは6パスTDに2ランTDを記録し前半を終えた時点でスコアは56対0となっていました。

そして今季序盤戦でもっとも記憶に残る、相手ディフェンダーをハードルのごとく飛び越えてTDを奪った第2戦目のシラキュース大戦。この試合で第1Qだけで4つのTDに絡み、シャーロット大戦での2クォーター(後半はベンチに引き下がっていた為)とシラキュース大戦での1クォーターの計3クォーターだけで12つものTDを奪ったというとんでもない計算になります。そしてこのゲーム5つ目のTDが上にも述べたようなアクロバティックなものとなり、ジャクソンの名を開幕後たった2試合で不動のものにしたのです。

3戦目では強敵・フロリダ州立大と対決。これまでのとんでもない数字は対戦相手が弱過ぎたからだ、とジャクソンの活躍に疑問を呈す人もいましたが、フロリダ州立大戦でも再び5TDを奪い、強力ディフェンス相手でもジャクソンは止められない事を証明。この時点ですでにハイズマントロフィーは彼の手の届く目前に置かれていたといっても過言ではありませんでした。

そして9月最後の試合、マーシャル大戦では7つのTDを奪取。これで9月の4試合だけで1856トータルヤードに25TDというだれも成し遂げた事の無いスピードでレコードブックに記録を残し続けたのでした。

10月に入っても彼の勢いは衰えず、クレムソン大との大一番では敗れたもののこの試合で457トータルヤード記録。10月トータルで13TDを稼ぎ9月と10月合わせてTD数はすでに38つ。同じくハイズマントロフィーファイナリストとなったクレムソン大QBデショーン・ワトソン(Deshaun Watson)の今季通算TD数が43であった事を考えるとジャクソンのTD生産のスピードは並外れのものだったのです。

前述の通りルイビル大は後半2連敗して残念ながらプレーオフ進出を逃すばかりか「ニューイヤーシックス」と呼ばれるメジャーボウルにも選ばれませんでした。それでも9月10月に見せた彼のパフォーマンスを貶めるには至らず、見事にハイズマントロフィーを獲得することになったのです。

彼はまだ2年生であるため夢のハイズマントロフィー2連覇の可能性が生まれました。長いカレッジフットボールの歴史の中でこれまで2度トロフィーを受賞したことがあるのは後にも先にもオハイオ州立大のRBアーチー・グリフィン(Archie Griffin)ただ一人。まだまだ来年の話をするのは早過ぎますが、そんな期待を抱かせてくれる大器なのです。

ちなみに以下が各候補者の獲得票数です。

  1. ラマー・ジャクソン(ルイビル大QB):2144票
  2. デショーン・ワトソン(クレムソン大QB):1524票
  3. ベーカー・メイフィールド(オクラホマ大QB):361票
  4. デイド・ウエストブルック(オクラホマ大WR):209票
  5. ジャブリル・ペッパーズ(ミシガン大LB):208票
  6. ジェイク・ブラウニング(ワシントン大QB):182票
  7. ジョナサン・アレン(アラバマ大DL):132票
  8. ドンタ・フォアマン(テキサス大RB):131票
  9. クリスチャン・マカフリー(スタンフォード大RB):103票
  10. ダルヴィン・クック(フロリダ州立大RB)、ドネル・パンプフリー(サンディエゴ州立大RB):各67票

(太字はファイナリスト)