ラスベガスボウルプレビュー

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Pac-12のユタ大とマウンテンウエストカンファレンスのブリガムヤング大とのユタ州内対決となった今年のラスベガスボウル。

もともとライバル同士のこのマッチアップはブリガムヤング大のレジェンダリーヘッドコーチ、ラヴェル・エドワーズ(LaVell Edwards)時代にはブリガムヤング大が19勝2敗とユタ大を圧倒しましたが、エドワーズ監督が引退してからはユタ大が9勝3敗とユタ大が強さを見せつけています。

この歴史あるライバリーは残念ながら昨年途絶えてしまいましたが、このラスベガスボウルで今年復活を果たします。

ブリガムヤング大クーガーズ (9勝3敗)

2006年から2011年まで二桁勝利シーズンを送ってきたブリガムヤング大(BYU)でしたがそれ以来3年間一桁勝利に甘んじています。しかし今季はこれまで9勝を挙げているBYUはこの試合に勝利すれば2011年以来の10勝でシーズンを終えることができます。

またこの試合はバージア大の次期ヘッドコーチに決まっているブロンコ・メンデンホール(Bronco Mendenhall)監督のBYUでの最後の試合。奇しくもこれが彼のBYUのヘッドコーチとして100試合目というキリのいい数字で、ユタ大に勝つことができれば最高の形でメンデンホール時代の幕引きを見ることができそうです。

今シーズンロケットスタートを果たしたBYUでしたが中盤以降は特に表舞台に現れることもありませんでした。開幕2試合目に当時20位のボイジー州立大を倒し今年のシンデレラストーリー候補の1チームとなるかと思われましたが、以降はトップ50位以上の対戦相手に白星を上げることができませんでした。もっとも3敗のうち2敗はUCLAミシガン大という強豪校相手でした。それでも今季のBYUの成績を際立たせるような勝利は残念ながら見当たりません。

しかしこのラスベガスボウルで最後の最後に大きなチャンスが訪れてきました。

BYUは全米トップ25に入る強力なパスオフェンスを擁します。そのオフェンスをリードするのはQBターナー・マンガム(Tanner Mangum)。先発1年目としてマンガムは試合を重ねるにつれプレーに磨きがかかり、レギュラーシーズン最終戦のユタ州立大戦では4つのTDを奪う好パフォーマンス。シーズン初旬に7つのパスインターセプションを犯すもその後は123投連続インターセプト無しという安定感を見せました。このラスベガスボウルでもこの記録を更新したいところです。

最後に出場したボウルゲーム:
2014年 マイアミビーチボウル (メンフィス大55、BYU48)

歴代ボウルゲーム戦績:
13勝19敗1分け

ユタ大ユーツ (9勝3敗, 6勝3敗 Pac-12)

シーズン中盤まで全米3位にまで登り詰め、ナショナルタイトルレースまっただ中にいたユタ大でしたが、終わってみればPac-12南地区で2位という非常に歯痒いシーズンとなってしまいました。

開幕以来ミシガン大オレゴン大カリフォルニア大を次々となぎ倒し6連勝を飾ったまではよかったのですが、その後サザンカリフォルニア大アリゾナ大UCLAに敗れ悲願のプレーオフ進出から遠ざかってしまいました。開幕以来快進撃中には1試合平均得点33.3を誇っていましたが、3敗した試合では相手ディフェンスに平均21点に抑えられてしまったのが響きました。

ヘッドコーチ、カイル・ウィッティンガム(Kyle Whittingham)のアプローチは非常にバランスの取れたオフェンスがモットー。今年のユタ大のパスヤードとランヤードはとても似通っています(パスヤード1試合平均189ヤード、ランヤード1試合平均187ヤード)。このオフェンスの要となるのはQBトラヴィス・ウィルソン。たとえポケットが崩れても彼の機動力でそう簡単に相手ディフェンスは彼を捕まえる事は出来ません。そして彼の素晴らしい投力で長距離攻撃も可能。それが顕著に表れたのはオレゴン大戦でした(62対20と大勝)。

また陰の立役者としてパンター、トム・ハケット(Tom Hackett)が挙げられます。オールアメリカンプレーヤーで、Pac-12カンファレンスの全世紀選抜チーム(All-Century Team)にも選ばれたハケットは今季1パント平均47.8ヤード。またパンターの資質を示すインサイド20ヤード(相手陣内の20ヤード以内)に44パーセントの確率でパントすることが出来る、まさに一世一代のパンター。地味ではありますが、陣取り合戦に陥った時には非常に頼れるプレーヤーです。NFLでも彼の勇姿を見ることが出来るでしょう。

最後に出場したボウルゲーム:
2014年ラスベガスボウル (ユタ大45、コロラド州立大10)

歴代ボウルゲーム戦績:
14勝4敗

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