プレーオフへの道 〜その1〜

 

いよいよ次の日曜日にはカレッジフットボールプレーオフ(CFP)のファーストランキングが発表されます。最終ランキングでこのランキングのトップ4チームがCFPに出場する事になります。APランキングも参考にされるので、ここでは独自にCFP出場チーム候補を分析してみます。(当然ながら確率の数字は当サイト独断のものです)

1.クレムソン大 −−− CFP進出確率=85%

APランキングで今週3位につけたクレムソン大。7勝無敗で絶好調のタイガースがプレーオフ進出に最も近いという理由は彼らのスケジュールにあります。今後のマッチアップを見てみると、ノースカロライナ州立大、フロリダ州立大(17位)、シラキュース大、ウェイクフォレスト大、サウスカロライナ大とフロリダ州立大以外はまず問題ないチームばかり。フロリダ州立大も今のクレムソン大ならば十分に蹴散らすことが出来るでしょうから、全勝でACCタイトルマッチまで進む可能性は大です。そうなるとコースタルディビジョンの覇者と対決する訳ですが、今のところピッツバーグ大、デューク大、ノースカロライナ大のいずれかのチームと対決する事が濃厚です。クレムソン大ならばどのチームと当たったとしても順当に勝利を収めることが出来るでしょうから、そうなるとここからレギュラーシーズン終了まで無敗となる可能性は非常に高いのです。となればクレムソン大をプレーオフ進出チームに選出しない理由が見当たりません。

2.オハイオ州立大 −−− CFP進出確率=80%

数週間前までは全米1位ながら全米優勝は出来ないだろうと予想されていたオハイオ州立大ですが、QBをJ.T.バレットに交代してからはチームは見違える様に良くなり、ようやくナンバーワンらしいチームとなりました。今後のスケジュールはミネソタ大、イリノイ大、ミシガン州立大(6位)、ミシガン大と続き、Big Tenタイトルマッチで西地区代表としておそらくアイオワ大と対決することになるでしょう。最後の3連戦は非常にタフなものですが、今の状態ならばそれを乗り越えることが出来ると思います。最大の難関はミシガン大とのライバルゲーム。相手のホームでの試合ですので簡単には勝たせてくれないでしょう。

3.テキサスクリスチャン大 −−− CFP進出確率=80%

テキサスクリスチャン大(TCU)は今週5位にランクされました。これまで大量得点をして勝利を重ねてきましたが、相手を見るとTCUが強豪校と当たっていない事が分かります。TCUの真の実力は今後の試合で浮き彫りになって来るでしょう。というのも今週のウエストバージニア大を筆頭に、オクラホマ州立大(12位)、カンザス大、オクラホマ大(14位)、ベイラー大(2位)とランキング上位チームとの試合が待ち構えています。実際のところ、上位に位置しているBig 12カンファレンスチームは後半にまとめて厳しい試合が組まれています。というかTCU、ベイラー大、オクラホマ州立大、オクラホマ大は11月に入るとそれこそ総当たり戦が待っているのです。この激戦を勝ち残れるのはどのチームかと考えた時、TCUがもっともそれに近いのではないかと思います。しかし逆にこの4チームが潰し合い共倒れする可能性も秘めてはいますが・・・。

4.アラバマ大 −−− CFP出場確率=75%

全米7位のアラバマ大ですが、既に1敗を喫しているチームの中では一番プレーオフ進出に近いチームであると思います。今週はお休みですが、来週にはいよいよ4位のルイジアナ州立大と対戦。これに勝ちさえすれば残りのゲーム(ミシシッピ州立大、チャールストンサザン大、アーバン大)は問題なく勝つことが出来るでしょう。これまで4チームのランキングチームと対戦して来ており、LSUとミシシッピ州立(現在25位)を合わせれば最大6チームのランクチームとやり合って来ており、選考委員会の目を引くことと思われます。ただ1つ問題なのはミシシッピ大との直接対決に敗れている事。このままミシシッピ大が勝ち続ければ直接対決で負けているアラバマ大は西地区代表としてSECタイトルマッチに出場出来ないのです。ただ、アラバマ大にしてみれば仮にSECチャンピオンシップに出場出来ないとしてもレギュラーシーズンを勝ち抜ければプレーオフ進出も十分あり得ます.

5.ルイジアナ州立大 −−− CFP進出確率=70%

APランキング4位のルイジアナ州立大(LSU)ですが、最大の関門は2週間後のアラバマ大戦です。これさえ切り抜けられれば残りはアーカンソー大、ミシシッピ大(19位)、テキサスA&M大と勝てる相手が続きます。その後にはSECチャンピオンシップが待っていますが、ここでは東地区の勝者(おそらくフロリダ大)と対決。これに勝ち無敗で生き残ることが出来ればLSUのCFP進出は固いでしょう。それだけに来週末のアラバマ大戦になんとしても勝っておきたい所。アラバマ大のホームゲームとなりますが、どちらもエリートRBを擁するパワーチーム。試合はどちらに転んでもおかしくありません。

6.オクラホマ州立大 −−− CFP進出確率=70%

上位チームが多々話題になる中で今季もっとも語られていない全勝チームがこのオクラホマ州立大です。彼らが注目されない理由は全勝ながらも相手チームが格下チームだったため他の全勝チームよりもすこし遅れを取っていますが、それはベイラー大やテキサスクリスチャン大とて同じこと。違いはこの2チームはプレシーズンから上位にランクされている一方オクラホマ州立大はランキング下位から這い上がってきたことでしょうか。オクラホマ州立大もベイラー大、テキサスクリスチャン大、オクラホマ大との厳しい対戦が待っていますが、彼らが今年のCFPの「スリーパー」なような気がしてなりません。

7.スタンフォード大 −−− CFP進出確率=70%

今季すでに1敗を喫しているものの、スタンフォード大は週を重ねるにつれその強さを増しています。スタンフォード大オフェンスは非常にバランスがとれているユニットで、その中心プレーヤーは2年生RBクリスチャン・マッカフリー(Christian McCaffrey)です。FBSでは珍しい白人のRBであるマッカフリーは小柄ながらスピードに優れ見るものを楽しませてくれています。すでにサザンカリフォルニア大、UCLAを倒し評価をあげています。今後はワシントン州立大、コロラド大、オレゴン大、カリフォルニア大と続き、レギュラーシーズン最終戦にノートルダム大が待ち受けます。1敗を守ったままノートルダム大を倒すことができれば彼らの株は一気に上がり、その後のカンファレンスタイトルゲームを勝ち抜けば、プレーオフ選出委員を納得させるだけの材料は揃ったことになります。あとは上位の無敗チームが転げ落ちるのを待つばかりです。

8.ベイラー大 −−− CFP進出確率=65%

現在2位のベイラー大ですが、先週のアイオワ州立大戦で先発QBセス・ラッセル(Seth Russell)が首の骨を折る重症を負い戦線を離脱。バックアップのジャレット・スティッドハム(Jarrett Stidham)がラッセルの抜けた穴を埋めますが、彼はまだ1年生。ベイラー大での先発の経験はなく、彼がベイラー大を率いて今後カンザス州立大、オクラホマ大、オクラホマ州立大、TCU、テキサス大という難関を全て勝利で乗り越えられるかどうか疑問です。朗報なのは彼の周りを固める選手達、とくにWR陣は全米トップレベル。またスティッドハム自身も5つ星リクルートとポテンシャルは十分ですので、彼がベイラー大を最後まで引っ張る可能性はあるといえばあります。実際昨年のオハイオ州立大はバックアップのカーデル・ジョーンズ(Cardale Jones)がシーズン終盤からチームを率いて見事ナショナルチャンピオンに輝きましたので前例はあります。しかしながらやはりスケジュール的に1年生QBには少し荷が重いかと思わずに入られません。

9.ミシガン州立大 −−− CFP進出確率=65%

現在6位のミシガン州立大はシーズン2戦目のオレゴン大戦に勝って評価をあげましたが、オレゴン大が今季絶不調のためその勝利も当初ほど意味をなすものではなくなってしまいました。ミシガン大との一戦では勝ちはしたものの、相手のミスで辛くも勝利を引き寄せたもの。先週のインディアナ大戦では52対26と大勝しましたが、周囲を唸らせるような試合を披露していません。今後の彼らのスケジュールはネブラスカ大、メリーランド大、オハイオ州立大、ペンシルバニア州立大、そして勝ち抜けばカンファレンスタイトルゲームと続きます。彼らにとって最大の壁であり最大のチャンスとなるのはオハイオ州立大戦。彼らに勝つことができればランクを一気に上げ、彼らの評価も急上昇することでしょう。問題は彼らがオハイオ州立大に勝てるかどうかです。

10.ノートルダム大 −−− CFP進出確率=65%

クレムソン大との一戦で僅差で敗れたノートルダム大でしたが、その後は順調に勝ち星を重ね現在9位まで復活してきました。クレムソン大に敗れた際にはノートルダム大のCFPへのチャンスはほぼ潰えたと思われましたが、上位数チームが転げ落ちたおかげでトップ10入りを果たしました。今週末に21位のテンプル大との試合を控えますが、21位とはいえこれまで強敵と戦ってきていないテンプル大はノートルダム大の敵だとは思えません。テンプル大以降はピッツバーグ大、ウェイクフォレスト大、ボストンカレッジ、そしてスタンフォード大と続きます。最終戦以外は無難に勝てるとして、勝負はスタンフォード大とのマッチアップです。もしこの時点までに上位ランクチームが黒星をつけ、ノートルダム大がスタンフォード大を破ればCFP進出の道も開けてくるでしょう。

11.  フロリダ大、アイオワ大、ユタ大、オクラホマ大 −−− CFP進出確率=60%

この4チームは上に上げた数TEAMにも増して他力本願が必要なチームです。アイオワ大がこの中で唯一全勝チームですが、彼らが出場候補に挙げられるにはBig Tenカンファレンスチャンピオンシップで東地区の勝者、おそらくオハイオ州立大かミシガン州立大、と対戦しこれに勝たなければいけません。この時点でアイオワ大がトップ7〜8位に位置していればひょっとしたら・・・。他の3チームはすでに1敗を喫しています。彼らが再び上位置まで駆け上るには勝ち続けてそれぞれのカンファレンスで優勝する必要があります。フロリダ大はSEC西地区の勝者(おそらくアラバマ大かルイジアナ州立大)、ユタ大はPac-12北地区の勝者(おそらくスタンフォード大)、そしてオクラホマ大は先に挙げた3チーム(オクラホマ州立大、テキサスクリスチャン大、ベイラー大)とそれぞれ対戦し勝利する必要があります。不可能ではないにしろ簡単なことではないことは確かです。さらに上位チームが転げ落ちてくるという運も必要なため、現時点でこれらのチームはギリギリ手が届く位置にいるといえるでしょう。

試合結果によってこの状況は毎週変わってきます。今後5週間どのようなドラマが待っているか、今から楽しみですね。

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