ブライルス元監督、解雇後初の声明

ベイラー大フットボール部がアート・ブライルス(Art Briles)元監督を解雇してから2週間が経ちました。まさかの展開に全米中がショックを受けたこの解雇劇。この決断を苦虫を噛み潰す思いで受け入れたであろうブライルス氏でありましたが、先日解雇後初めてその思いを公共の場で話してくれました。

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2014年のカンファレスメディアデーでのブライルス元ベイラー大監督

自身の潔白を主張

ベイラー大があるワコ市のローカルテレビ局に出演したブライルス氏。まず始めに証言してくれたのは、大学側が独自に調査したとされる、フットボール選手が関わったとされる性的暴力事件に関する報告書はブライルス氏まで回ってこず、それ故ブライルス氏はこの報告書は大学側をサポートする内容だったと推測していた、ということです。

フィラデルフィア在住の弁護士であるペッパー・ハミルトン氏によって行われたこの調査報告書によると、大学側の指導者たち(フットボール部のコーチ陣を含む)は今回取り上げられているフットボール選手による性的暴力事件に関して不適切な処理をしたと記されています。今回の事件では2選手がレイプ容疑で訴えられています。

ブライルス氏はこの件に関し、「被害者の方々は大変な心労を煩ったことと思い、とても心が痛んでいます。私は確かに今回の事件に関してミスを犯しました。本当だったらもっと別の方法をとるべきでした。」と自身の過失を認めています。

「しかし知っておいて頂きたいのは、私はこの事件の全貌を全て知らされておらず、残念ながらこの事件に関しては喋ってはいけないことになっていたのです。私はこの事件の全貌を明らかにするため調査には協力を惜しみませんでしたが、調査結果は私に直接回ってくることはありませんでした。〈途中略〉当時私が何をどれだけ知っていたかと言うことに関しては一刻も早い段階で皆さんにお伝えしたいと思っています。そしてそれがベイラー大フットボール部およびファンやコミュニティーがこの事件から立ち直るきっかけとなることを願っています。」

スキャンダルの余波

このリポートが公表された余波としてブライルス氏は解雇となりましたが、大学長であるケネス・スター氏、および体育局長のイアン・マッカウ氏もそれぞれその職を離れることになりました。

一方ベイラー大の卒業生グループは大学側に調査書の完全公示を要求しています。大学側は被害者のプライバシーを守る為にこれを固辞しています。

チームはすでに元ウェイクフォレスト大ヘッドコーチのジム・グローブ氏を臨時ヘッドに任命しましたが、フットボール部だけでなくキャンパス全体を震撼させたこのベイラー大の事件はそう簡単に大学を元通りにすることはないでしょう。

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