ピーチボウルプレビュー

来年ピーチボウルはCFPの準決勝ゲームの1つとして開催される予定ですが、今年はお正月ボウルゲームたちの「前座」として大晦日にキックオフ。1968年以来40年近くピーチボウルという冠を被っていましたが、2006年にアメリカのファーストフードチェーン店「チックフィラ(Chick-Fil-A)」がスポンサーとなり名前もズバリチックフィラボウルと改名しました。しかし昨年「6大ボウル」に認定されると名前をピーチボウルに再び改名。

これまではSECチームとACCチームのマッチアップが恒例となってきましたが、昨年はプレーオフ進出に僅かと言うところで漏れた、Big 12出身のテキサスクリスチャン大がSECのミシシッピ大に対してそのうっぷんを晴らすかのようなパフォーマンスで42対3と圧勝。今年はACCのフロリダ州立大とAACのヒューストン大の対決となりました。

フロリダ州立大セミノールズ(10勝2敗、6勝2敗 ACC)

昨年までのヒーロー、QBジェーミス・ウィンストン(Jameis Winston)がNFLへと去り、今年のフロリダ州立大(FSU)は再び全勝シーズンを逃しましたが、10勝と二桁勝利を挙げる事に成功し、最終戦ではライバル・フロリダ大に27対2と完勝。クレムソン大との直接対決に敗れたため、ACCのタイトルゲームにすら進む事は出来ませんでしたが、彼らが「6大ボウル」の一つであるピーチボウルに招待されたのはとくに驚く事ではありません。

シーズン当初、チームのランオフェンスのリーダー、RBダルヴィン・クック(Dalvin Cook)を怪我で欠き、またノートルダム大からの転校生QBエヴァレット・ゴルソン(Everett Golson)は期待に応えるほどのパフォーマンスを見せるに至らず、オフェンスは苦戦。QBポジションは結局バックアップのショーン・マグワイア(Sean Maguire)に委ねられ、クックが怪我から復帰した事もありようやくオフェンス力が安定してきました。

FSUのディフェンス陣はオフェンスと違い開幕時からその力を十二分に発揮してきました。現在全米1位のクレムソン大と対戦したときでさえ、彼らを苦しめるのに十分なディフェンス力を誇ります。ジョージア工科大での不運な敗戦はあったにせよ、シーズンを通してどのオフェンスにも対峙出来る強力なユニットに仕上がりました。

最後に出場したボウルゲーム:
2014年度 ローズボウル(オレゴン大59、フロリダ州立大20)

歴代ボウルゲーム戦績:
26勝5敗2分け

ヒューストン大クーガーズ(12勝1敗、7勝1敗 AAC)

オハイオ州立大の元オフェンシブコーディネーター、トム・ハーマン(Tom Herman)氏を新たにヘッドコーチとして迎えた今年のヒューストン大でしたが、ハーマン指揮下チームはいきなり12勝1敗という素晴らしいシーズンを送ることが出来ました。アメリカンアスレティックカンファレンス(AAC)のチャンピオンにもなり、見事「6大ボウル」に出場を決めました。

ヒューストン大の快進撃の源は彼らのオフェンス力にあります。トータルオフェンスでは全米8位(1試合平均42得点)でそれを支えたのがQBグレッグ・ワード(Greg Ward)。68%のパス成功率で35ものTDを奪う活躍でチームを牽引しました。またWRダマーカス・エイヤーズ(Demarcus Ayers)もワードの1番のターゲットとして6TDを含む1140レシービングヤードを記録。オハイオ州立大のオフェンスを率いていたハーマン監督のいいところが全て出た形となりました。

ヒューストン大のディフェンスはと言うと、オフェンス陣に比べると並みぐらいといわざるを得ません。本当の意味で強豪チームの仲間入りを果たすには欠かせないポイントです。ただ、今季はオフェンス力が光っていたため、チームの失点もオフェンスが得点で倍返しにして勝利すると言う方式になっていました。それでも相手チームに散々攻め込まれながらも1試合平均の失点は21点でこれが実は全米で22位のランクに位置しています。ヒューストン大の対戦相手はヒューストン大のオフェンスを相手に点取り合戦を強いられることになりそうです。

最後に出場したボウルゲーム:
2014年度 アームドフォースボウル(ヒューストン大35、ピッツバーグ大34)

歴代ボウルゲーム戦績:
10勝12敗1分け

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