ナショナルチャンピオンシップ展望:見どころ④

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全勝で全米1位なのにアンダードッグなクレムソン大

クレムソン大はこれまで負けなしの14勝0敗で、このナショナルチャンピオンシップで勝利することが出来ればFBSチームで史上初の15勝0敗という記録を打ち立てることが出来ます。プレーオフランキングが発表されて以来彼らが常にナンバーワンにランクされ、またこのランキングが発表される前からクレムソン大をナショナルチャンピオン候補に挙げる声は多々聞かれました。

それにもかかわらず、大半のエキスパート達の予想はアラバマ大の勝利となっているようです。ラスベガスのベットラインはコットンボウルが終了する前からすでにアラバマ大が1TD差で有利と言う予想を立てたほどです。

確かにクレムソン大はACCでは常に強豪チームに挙げられるチームですが、全米タイトル争いに絡んでくる事などはほぼ皆無でした。最後に彼らが全米タイトルを手にしたのは1981年。この時チームを率いていた若干33歳のヘッドコーチ、ダニー・フォードは以降4つのACCタイトルをキャンパスに持ち帰るなど一時代を築きましたが、1989年にフォード監督がチームを去ってからは失速。1991年に一度タイトルを奪還しましたが、その後は20年後の2011年までカンファレンスの栄冠から遠ざかっていたのです。

そんなクレムソン大を変えたのが現監督のダボ・スウィニーでした。カレッジレベルのコーチとしてはまだ若いとされる46歳ですが、今年でこのクレムソン大を率いて7年となります。彼がチームのヘッドになるまでは中の上くらいに思われていたチームを、「ダボマジック」で全米の強豪チームの仲間入りを果たしたのです。チームは過去5年間で連続10勝を記録。元々アラバマ大で現役時代プレーしたスウィニー監督はいずれ母校へ凱旋するだろうとささやかれていますが、仮にそれが実現するとしてもずっと先のことになるでしょう。

これまでクレムソン大は大舞台でスポットライトを浴びた事がありませんが、スウィニー監督のもと今後彼らの名前をランキング上位で常に見かけるようになっても何ら不思議ではありません。もしクレムソン大が優勝すればそれは1981年以来の大ニュースとなり、その相手がスウィニー監督の母校であると言うアラバマ大だとすれば相手にとって不足はありません。