ナショナルチャンピオンシップゲームで敗れたチーム十傑 ⑩

1位:2005年度 サザンカリフォルニア大(12勝1敗)
勝者:テキサス大(41対38)

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すこしもったいぶってしまってすみません(笑)。

ということで「最強の敗者」は2005年度のサザンカリフォルニア大(USC)となりました。

このUSCチームとテキサス大とのナショナルチャンピオンシップゲームはBCSシステムが始まって以来最高の試合だと言われています。それはチームとして完璧だったUSCにテキサス大QBのヴィンス・ヤング(Vince Young)が一人立ち向かい、彼のパフォーマンスが勝利を呼び寄せたからです。

それゆえこのチームをこのランキングでトップに選ぶのは実に容易でした。

前年度覇者でもあったUSCは開幕時からただの1度もトップランクを他チームに譲ることなく全米制覇を成しました。そのチーム力を保持したまま迎えた2005年シーズン、チーム内には前年度ハイズマントロフィー授賞QBマット・ライナート(Matt Leinart)、そしてこの年の授賞RBレジー・ブッシュ(後年剥奪されることになりますが)、レンデイル・ホワイト(LenDale White)、ドウェイン・ジャレット(Dwayne Jarrett)、ローレンス・ジャクソン(Lawrence Jackson)、セドリック・エリス(Sedrick Ellis)と錚々たるメンバーが揃っていました。

USCのレギューラーシーズンは9位のノートルダム大戦での「ブッシュ・プッシュ」、そして16位フレズノ州立大との2試合で1TD差以内という僅差での勝利はありましたが、その他の試合では他を圧倒。レギュラーシーズン最終戦ではライバルで11位のUCLAを66対19と蹴散らし、テキサス大とのローズボウル決戦を迎えるわけです。

この年のハイズマントロフィー授賞者となったブッシュと投票で2位となったヤングの対決ともなったナショナルチャンピオンシップゲーム。ちなみに前年の受賞者でもあるライナートも健在でしたので、このゲームは同じチームにハイズマントロフィー授賞が2人いるという史上初の試合となりました。

試合は試合終了直前にUSCが4thダウンコンバージョンを失敗したことによりテキサス大に逆転のチャンスを与え、最終的にはUSCレッドゾーンに攻め込んだテキサス大が4thアンド12という状態でヤングが大逆転のラッシュTDを決め、41対38でテキサス大がナショナルチャンピオンに輝きました。

のちに「史上最高のゲーム」とまで言われるようになったこの試合、敗者であるUSCは連勝記録を34で止められてしまい、また数年後にはNCAAの制裁によりブッシュのハイズマントロフィーとともにこの年の全勝利が記録から抹消されてしまいましたが、この年のUSCが近年のカレッジフットボールにおいて最も強かったチームの一つである事実は変わりありません。

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さて、いかがだったでしょうか?みなさんが考えていた1位と比べてどうでしたか?もちろん見た人によって印象は変わりますから、みなさんが思う「最強の敗者」をぜひ聞いてみたいものです。