テキサス大のストロング監督が解雇に

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テキサス大は今季最終戦にてテキサスクリスチャン大に敗れ5勝7敗と3年連続の負け越しシーズンが決定しました。そして噂されていた通り、チャーリー・ストロング(Charlie Strong)監督は先週末にその座を解雇されてしまいました。

前任のマック・ブラウン(Mack Brown)氏からチームを受け継いだストロング氏は荒廃したチームのモラルを立て直すべくチームの内部からの改革に着手。勝てば何をしても許される、というような考え方が横行していたテキサス大フットボール部をゼロから立て直すという大きなプロジェクトに立ち向かわなければなりませんでした。年を追うごとに選手たちのストロング氏に対する信頼は徐々に高まり、確実に彼の哲学を理解し実行するようなチームに成長していきました。しかし残念ながら3年間で肝心のフィールド上での成績に反映されることはなく、短気で有名なテキサス大サポーターらの信頼を失ってしまったのです。

ストロング氏の解雇が避けられないと噂された先週、彼をサポートする選手たちの一部が試合をボイコットするという噂まで流れましたが、結局それは実行されなかったものの、いかに選手たちがストロング氏を敬愛しているかどうかを裏付けました。

チーム側は過去3年間で際立った進歩が見られないという理由でストロング氏を解雇しましたが、3年では彼がリクルートしてきた選手がまだ全て揃っていないとう状況です。そういった意味ではフェアではないともいえますが、一方で他のチームでは就任1年目から素晴らしい結果を出すコーチもいるわけで(ヒント:ヒューストン大の監督)、大金を支払った結果が3シーズン連続負け越しならば大学側のこのような決定も致し方ないのかもしれません。が、コーチとして、そしてリーダーとして尊敬できるストロング氏がこのようにチームを追われるのを見るのは耐え難いものです。

契約途中で解雇されたため、テキサス大はストロング氏に1100万ドル(約11億円)のバイアウト費を支払うことになります。

ストロング氏のテキサス大での3年間の戦績は16勝21敗。3年間でたったの16勝というのは1987年から1989年までテキサス大の指揮を執ったデヴィッド・マクウィリアムス(David McWilliams)以来の最低勝利数ということになります。またテキサス大が2年以上連続でボウルゲームに出場できなかったのは1991年から1993年以来のこととなり、ストロング氏率いるチームがどれだけ苦戦していたかが分かると思います。

今シーズンも苦戦は続きましたが、決定的だったのは1938年以来負けたことがなかったカンザス大に敗戦したことに尽きます。タレントの質は上がっていただけにカンザス大に敗れたことは単純にコーチ陣の汚点となってしまったのでした。

ストロング氏が解雇される前からすでに次期監督として名前が挙げられていた人物がいましたが(ヒント:ヒューストン大の監督)、火の無い所に煙は立たないとはよく言ったもので結局この人物がテキサス大の監督に指名されることになるのでした(誰なのかはこのすぐ後に。隠すこともないのでしょうけど笑)。