アーカンソー大がミシガン大に遺憾の意を表明

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ミシガン大ノートルダム大のライバリーが復活したニュースを紹介したばかりですが、そのとばっちりを受けたアーカンソー大は怒っています。

ミシガン大がアーカンソー大との試合をキャンセル

2012年にアーカンソー大とミシガン大は2018年と2019年に相見えることで合意しました。Big TenSECのレギュラーシーズン中の対戦はレアなので当時は大きな話題になりました。しかし、ミシガン大がノートルダム大との試合を復活させる為にすでにスケジュールが組まれていたアーカンソー大との試合をキャンセルしたという訳です。

その代償としてミシガン大はアーカンソー大に200万ドル(約2億円)を支払ったとされていますが、アーカンソー大体育局長のジェフ・ロング氏はこの一連の騒動に腹を立てています。

「まずなによりも、ミシガン大が4年前に締結した我が校との試合をキャンセルしたタイミングに遺憾の意を表明します。他にも我々のスケジュールを際立たせてくれる、クオリティの高いノンカンファレンスチームは存在する事は確かですが、このタイミングでミシガン大が我々との試合をキャンセルした事で、そのようなチームを探す事はさらに困難になります。今後我々の焦点は、全米最高峰とされるSECに所属する、全米屈指のチームである我々と試合をするチャンスを望むチームを探し出す事となります。」(ロング氏談)

おそらくこの口調からすると、目と鼻の先の2018年シーズンのスケジュールをこれから再調整しなければならない事への憤りに加え、ノートルダム大の為にいとも簡単に自身のチームがミシガン大から門前払いを食らった事への悔しさも伺えます。

またロング氏はかつてミシガン大のレジェンド、ボ・シェンバックラー(Bo Schembechler)氏から声をかけられミシガン大の体育局で働いていたこともあり、この試合への気持ちの入れ様は並々ならぬものだった事でしょう。

またアーカンソー大ヘッドコーチ、ブレット・ビルマ(Bret Bielema)監督はこう述べました。

「かつてBig Tenのチームで選手としてプレーし(アイオワ大)、またコーチとしても(ウィスコンシン大)Big Tenの一員として時間を過ごした者として、我々アーカンソー大が私にとっての「ライバル」であるミシガン大と対戦する事を大変楽しみにしていました。ですから今回其れが白紙になってしまった事は非常に残念です。しかし、大学上層部はミシガン大に代わる魅力的なノンカンファレンスチームを見つけてくれると信じています。」

スケジュールの調整に終われるアーカンソー大

アーカンソー大の側に立って見てみれば、今回の事がいかに重大な事か分かると思います。200万ドルという大金を受け取った事は、確かに何もないよりはマシですが、3年後の予定を調整するというのは簡単な事ではありません。それぞれのチームは何年も先のスケジュールをどんどん組んでいますので、ミシガン大な魅力的なチームをこれから探すのは至難の業。

アーカンソー大としては出来ればミシガン大のような強豪チームとのノンカンファレンスゲームを行いたいところ。というのは強いチームと試合をすればするほど、そのチームの対戦相手の強さを示す「ストレングスオブスケジュール」の指数が上がるからです。これが低すぎるとプレーオフに進出を目指す際に大きく響きます。例えば全勝チームが複数いたとき、どこかで差別化を計らなければならなくなりますが、その一つがこのストレングスオブスケジュールと言われています。つまり、弱いチームと戦ってきて全勝したチームと、強いチームと試合をして勝ってきたチームとでは後者の方がその全勝の価値が高いと見られるのです。

ですから今回アーカンソー大がミシガン大との試合をキャンセルせざるを得なくなったことは、スケジュールを組み直す大変さも然ることながら、このストレングスオブスケジュールを大きく落とす可能性がある故、大きな影響を及ぼす可能性があるということです。これは200万ドルよりも高く付く代償かもしれません。

一方、2012年に正式に試合をする事を締結したにもかかわらず、自らのエゴの為にその約束を破ったミシガン大のような行動が今後他にも起こりかねないことを考えると、この件については何らかのルールが制定されるべきなのかもしれません。

ロング氏はミシガン大に勝るとも劣らない対戦相手を見つけることが出来るでしょうか・・・。