アリゾナ州立大とアラバマ大の「ホットライン」

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高校生リクルート達が進学先を公表する「ナショナルサイニングデー」に湧く今週ですが、アリゾナ州立大では新入生を迎えるだけでなく新コーチ、そしてベテランQBを新たにチームに迎え入れることになりました。しかもそのどちらもあのアラバマ大からやってくるのです。

アラバマ大からネイピアー氏とQBバーネットが加入

今週火曜日(1月31日)、アリゾナ州立大はアラバマ大のWRコーチ、ビリー・ネイピアー(Billy Napier)氏をオフェンシブコーディネーターとして起用する事を発表しました。

過去5年間アラバマ大のコーチ陣の一員として活躍したネイピアー氏は同じく今オフに雇用されたジョシュ・ヘンソン(Josh Henson)氏との共同コーディネーターとして組閣されるようです。

そして同日今度は昨年開幕時のアラバマ大先発QBであったブレイク・バーネット(Blake Barnett)がアリゾナ州立大へ編入することになっていましたが、この度彼が2017年度シーズンから直ぐに試合に出場出来る事が明らかになりました。

バーネットは昨季の開幕戦であったサザンカリフォルニア大との試合にスターティングQBとして出場。しかし緊張したのか非常にチグハグなプレーで結局この試合中に1年生のジャレン・ハーツ(Jalen Hurts)と交代させられてしまいます。結果的にハーツは大活躍しサザンカリフォルニア大に圧勝。そしてそれ以来バーネットに出場機会が訪れることはありませんでした。

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そして9月末にはには出場機会を求めアラバマ大を去る事を決意。そして12月にその行き先をアリゾナ州立大に決めていました。

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しかし通常NCAA1部内での転校であれば転校先で1年間出場出来ない決まりになっています。バーネットもこのケースに当てはまるので、彼がアリゾナ州立大のユニフォームを着て試合に出場出来るのは早くても2018年度シーズンになると思われていました。

しかしバーネットは昨シーズン開幕からトータル4試合に交代要因として出場しますが、前述のように9月中にアラバマ大を退学し、その後カリフォルニア州にある短大へ進学していました。これが功を奏しアリゾナ州立大では2017年度シーズンの10月以降から試合出場が可能ということになっていたのです。さらにバーネットはNCAAにこの条件を上告しシーズン開始時からプレー出来るよう訴えていましたが、今回それも受理され、彼は来季開幕戦のニューメキシコ大戦から出場出来るようになりました。

バーネットがアリゾナ州立大の救世主となるか?

2015年度のリクルーティングではナンバー1のポケットパサーとして好評価を受け5つ星待遇を受けました。しかし前述の通りアラバマ大では実力通りの力を発揮することが出来ず、最強アラバマ大の先発QBとして活躍すると言う夢はガラスのごとく崩れ去ったのでした。しかし今回アリゾナ州立大でセカンドチャンスを手に入れることが出来ました。

ただアリゾナ州立大にトランスファーしたからといって彼に自動的に先発QBの座が用意されている訳ではありません。まずは昨年の先発QBであるマニー・ウィルキンズ(Manny Wilkins)との先発争いに勝利しなければなりませんし、昨年合計6試合に出場経験があるディロン・スターリング・コール(Dillon Sterling-Cole)、さらに現在怪我をしているとはいえブレディ・ホワイト(Brady White)にブライス・パーキンズ(Bryce Perkins)も来年に向けて先発の座を狙っています。

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もっとも言える事はジャレン・ハーツという確固たる先発QBのバックアップに甘んじなければならないアラバマ大にいるよりも、アリゾナ州立大のほうがバーネットにしてみればまだ出場機会が望めそうです。このチャンスを生かし来年アラバマ大に一泡吹かすような活躍が出来るでしょうか?