アラバマ大の次期OCにサーキジアン氏

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アラバマ大の現オフェンシブコーディネーター、レーン・キフィン(Lane Kiffin)氏がプレーオフ後にフロリダアトランティック大の新ヘッドコーチとしてアラバマ大を去っていく事が決まりましたが、キフィン氏が去った後来年以降アラバマ大オフェンスを引き継いでいく人物が誰になるかに注目が集まっていましたが、この度その人物が誰になるか明らかにされました。

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今シーズンアラバマ大のオフェンシブアナリストとしてチームに帯同していた、ワシントン大およびサザンカリフォルニア大のヘッドコーチを歴任したスティーブ・サーキジアン(Steve Sarkisian)氏が指名されました。予想通りと言えば予想通りですが。

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ニック・セイバン(Nick Saban)監督はキフィン氏に続きまたもやサザンカリフォルニア大元監督を自身のOCに据えたことになります。

「サーキジアン氏はオフェンスに非常に精通しており、選手の育成・教育に大いに活躍してくれると確信しています。今シーズン彼のアナリストとしての助言は大変チームにとってプラスとなっており、チームのオフェンス面での移行はよりスムースにいくでしょう。我々コーチ陣にとって彼の加入は鬼に金棒です。」とセイバン氏は述べています。

前述の通りサーキジアン氏は今季からキフィン氏をアシストする目的でアラバマ大にやってきましたが、セイバン氏としてはキフィン氏がいつアラバマ大に出て行ってもいいようにサーキジアン氏をあらかじめ囲み「オーディション」を行っていたのかもしれません。またキフィン氏とサーキジアン氏はサザンカリフォルニア大で同僚だったこともあり、この2人がアラバマ大で再会した事も偶然ではなく必然だったのかもしれません。

サザンカリフォルニア大でOCを務めていたサーキジアン氏は2009年から2013年までワシントン大でヘッドコーチを務めた後2014年度シーズンからサザンカリフォルニア大を指揮。奇しくもサザンカリフォルニア大に招聘されたのは前年度までにヘッドコーチだったキフィン氏がサザンカリフォルニア大から解雇されたからです。

サザンカリフォルニア大での1シーズン目は9勝4敗と上出来でしたが、2年目は自身のアルコール依存症の問題でチームからヘッドコーチの職を解かれてしまいました。

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ただオフェンシブコーディネーターおよびQBコーチとしての腕は確かで、ワシントン大とサザンカリフォルニア大での経験だけでなくNFLオークランドレイダースで2001年から2008年までQBコーチを務めていたことも大きく彼のコーチとしての手腕に還元されています。またワシントン大とサザンカリフォルニア大では1シーズン1000ヤードを越えるRBを育てた実績もあります。これはアラバマ大QBジャレン・ハーツ(Jalen Hurts)を今後成長させていく上で大きなプラス材料と言えそうです。

テネシー大とサザンカリフォルニア大をヘッドコーチとして率いるも必ずしもいい評価ばかりされなかったキフィン氏とフィールド以外の私生活での問題でコーチ業を一時辞めざるを得なかったサーイジアン氏。そんな2人を立て続けに雇用したセイバン氏は若くタレントのあるコーチ達にセカンドチャンスを与え続ける「救世主」的な存在なのかもしれません。

ちなみにアラバマ大はプレーオフ準決勝戦でサーキジアン氏が過去に指揮したワシントン大と対戦することになっています。何と言う巡り合わせでしょうか。