「私はアラバマ大の監督にはならない」はずだったのに・・・

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丁度今日から10年前の2006年12月21日、ニック・セイバン(Nick Saban)監督はNFLマイアミドルフィンズでの2シーズン目を終えようとしていました。当時噂ではセイバン監督はNFLでの生活にウンザリしており、カレッジ時代に彼のリクルーティング力によって自分のスタイルにあった選手をかき集めてチームを運営してきたような方法でドルフィンズでチーム作り出来ない事から来る苛立ちを感じていると囁かれていました。

同じ時期アラバマ大マイク・シュラ(Mike Shula)監督と物別れになり、その後釜として当時ウエストバージニア大リッチ・ロドリゲス(Rich Rodriguez)監督に白羽の矢を立てましたが、ロドリゲス監督がこのオファーを蹴り、アラバマ大の新監督探しは振り出しに戻っていました。そんなこともあってメディアはセイバン監督がアラバマ大の新監督としてカレッジフットボール界に復帰するのではないかと騒ぎ立てたものでした。

ふくれあがる憶測に嫌気がさしたセイバン氏は2006年12月21日の定例会見にてこの噂を一蹴。

「どうやら私自ら口に出さなければならないようだが、私はアラバマ大の監督にはなりません。」

とはっきりと否定したのでした。

・・・そしてあれから10年後、セイバン監督はアラバマ大のヘッドコーチとして今季ナショナルタイトルを掛けて戦っています。

結局あれほどならないと言っていたのに2007年の冬にはドルフィンズを去りアラバマ大があるタスカルーサに大学専用ジェット機で降り立ち、当時この様子が大々的に報道されたのでした。

当時彼は本気でアラバマ大の監督にはならないと思っていた可能性もありますが、ああいう事でメディアを煙に巻いてドルフィンズでのシーズンを終わらせてからカレッジフットボール界に復帰しようと企んでいた可能性もあります。まあ自身の去就問題がシーズン中にクローズアップされた時、コーチが思ってもいない事を口にして騒動を収まらせようとすることは良くある事ですが。

アラバマ大で大成功を収めているセイバン氏にはNFLでもう一度チャレンジしたいと思っているのではないかという噂もチラホラ聞かれ、しかしながら彼自身はプロの世界には興味は無いと話しているようです。が、上の事をふまえると彼の言葉を100パーセント信じれるかどうか・・・。少なくともアラバマ大ファンはそんな事を望んでいないでしょうね。

参考記事